[試合後談話]2026.4.7
王者の完成度か? 挑戦者の覚醒か? 狩野ほのかV3戦の行方

OPBF東洋太平洋アトム級王者の狩野ほのか(31=TEAM10COUNT)が7日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル153」で、同級14位の佐藤香実(28=厚木ワタナベ)を迎えて3度目の防衛戦に臨んだ。
世界ランキング上位に位置する王者が実力を示すのか、それともキャリア5戦目で大舞台に立った挑戦者が流れを引き寄せるのか。
試合前から構図のはっきりした一戦は、序盤から主導権争いの駆け引きが際立つ展開となった。
狩野が中間距離をキープしながら、ジャブとワンツーで主導権を握り、3回に右フックでダウンを奪取。公開採点も40-35×3と大差をつけると、その後も安定した試合運びでペースを維持。佐藤も粘りを見せたが、最後まで攻め続けた狩野がフルマーク判定で3度目の防衛に成功した。
王者の力を示した狩野は「相手が出てくるのは分かっていたので、打ち合いに付き合わないことを意識した。ダウンを奪った右フックは練習していたパンチ」と振り返り、「練習してきたことを出せたのは良かった」と手応えを口にした。
また「前回はドローで反省点が多かったが、あの試合があったから成長できた」とし、着実な進化を感じさせた。
現在、WBO世界1位につけており、世界に最も近い位置にいる。
WBOアトム級王者のガブリエラ・ティマールは(39=ルーマニア)は長身サウスポーだが、「前回の試合でサウスポーが苦手と思われてしまったが、小國選手(小國以載=角海老宝石)も勝ったので私もと思っている。次を見ていて欲しい。いつ話が来てもいいように準備はしている」と控えめな言葉とは裏腹に、その瞳に自信を滲ませた。
一方、佐藤は「距離が上手く、なかなかきれいに当てられなかった。ダウンは効いてしまった」と振り返り、王者の技術の高さを認めた。
悔しさを滲ませながらも、その挑戦は今後への可能性を感じさせるものとなった。
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