[試合後談話]2026.4.7
交錯した駆け引き! 鈴木なな子vs吉川梨優那!

WBOアジアパシフィック女子ミニマム級王座決定戦が7日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル153」のセミファイナルで行われ、OPBF東洋太平洋女子同級4位の鈴木なな子(26=横浜光)とWBA女子世界同級11位の吉川梨優那(24=泉北)が激突した。
立ち上がりから緊張感のあるジャブの差し合いが続き、主導権争いはラウンドごとに微妙に揺れ動いた。互いに狙いを持って組み立てる中で、流れを引き寄せるための駆け引きが随所に見られた。
ジャブの差し合いで始まった一戦は、吉川が左フックを軸に主導権を掌握。ボディやアッパーも効果的にヒットさせ、鈴木は反撃するも流れを変えられず。最後までペースを握った吉川が王座返り咲きに成功した。
試合後、吉川は「2度目の防衛戦でベルトを失い、世界ランキングも外れてイチからのスタートだったが、チャンスをいただき再びこの舞台に立てた」と振り返り、「相手は真っすぐなパンチが上手いので、ツーワンツーや打ち終わりを狙った。ただ、噛み合った場面で練習してきたことを出し切れなかった」と課題も口にした。
今後については「まだ世界というレベルではない。目の前の試合を一つひとつ勝っていくだけ」と冷静に語った。
今年の1月1日付で泉北ジム3代目の会長に就任した竹嶋海刀会長(写真:左)は「ポジティブに80点。正直、勝てばいい、勝って官軍」と評価しつつも、「中盤は相手の変化に対応しきれず、集中力が切れて危ない場面もあった」と課題を指摘。「入りすぎず中間距離で戦うことで強さをより活かせる」と今後の成長に期待を寄せた。
続けて「小さなジムなので、パッと世界とは言えないが、防衛を重ねて本人が強くなれるようにサポートしていきたい」と言葉に力を込めた。
一方、鈴木は「2-1くらいの感触だったが3-0と聞いて想定外だった。ただ負けは負け。相手が強かった」と言葉を絞り出した。
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