[試合後談話]2025.10.14
元チャンピオン中川健太は進化の途中!

元日本・WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の中川健太(40=三迫)が14日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルに登場。スーパーフライ級8回戦でソン・ウェイ(22=中国)と対戦した。
通算33戦目のリングに上がった中川は、熟練の技に新たな工夫を加えた内容で存在感を放った。
立ち上がりからサウスポーの中川は右ボディ、左オーバーハンドを的確に決めて、試合の流れを掌握。鋭い左フックを振るうソンに対しても冷静に対応し、中盤以降はボディ攻撃で押し込み、反撃の糸口を与えなかった。経験の深さと戦術の冴えが光る展開だった。
試合後、中川は手応えを感じながらも、表情を引き締めた「ボディを効かせたけど、もっと打たないといけない。レフェリーストップまで持っていかないといけない。スパーリングでは良くても、プロのリングでは"納得させる勝ち方"をしないと意味がない」と、勝利に満足することなく次を見据えた。
約1年前から加藤健太トレーナーと新コンビを結成。右ボディや位置取りなど、これまで見られなかった新しいスタイルを積極的に吸収している。「これまで避けていた部分も、加藤さんが丁寧に説明してくれるおかげで腑に落ちた。収穫の多い試合だった」と語る言葉には、40歳を迎えた今なお進化を求める姿勢がにじむ。
加藤健太トレーナーとの取り組みが実を結ぶ
「周りからは『もう辞めた方がいい』という声もある。でも、自分は『今に見ておけよ』と思っている」。中川は年齢を理由に諦めるどころか、むしろ挑戦心を燃やし続けている。技も、精神も、まだ成長の途中だ。
一方、最後まで粘り強く戦ったソンは「途中、ボディブローが効いた。経験の差を感じた。また日本で戦いたい」と語り、再挑戦を誓った。
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