[試合後会見]2025.10.14
1年越しの再戦! 山口仁也と重里侃太朗が大激闘!

日本スーパーフライ級タイトルマッチが14日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われ、王者の山口仁也(25=三迫)と同級1位の重里侃太朗(じゅうり・かんたろう/29=志成)が熱戦を繰り広げた。
両者は、昨年10月の最強挑戦者決定戦で引き分けており、今回が因縁のリマッチ。1年越しの完全決着を懸けた一戦に、場内は序盤から緊張感に包まれた。
各ラウンド、ジャッジの採点がバラバラになるシーソーゲームが最後まで続いた熱戦だった。試合は、サウスポー同士の高度な駆け引き。山口はガードを固めながら前へ出てプレッシャーをかけ、重里は軽快なフットワークとテンポの良いコンビネーションで応戦した。前半終了時の公開採点は、48-47×2(山口)、49-46×1(重里)と、ジャッジの見方が割れる接戦。中盤以降も互いに譲らず、手数と気迫のぶつかり合いが続いた。終盤、山口がフィジカルの強さを活かして、やや主導権を握り、最終的に僅差でジャッジ2者の支持を集めた。
接戦を制した山口は、「一応、ギリギリで勝つことができたが、内容には満足していない」と率直に語り、「戦いながらどう対応していくか考えていたが、前に出た方がいいと判断した。前回よりパンチは当たったが、相手も対策していた」と冷静に振り返った。
三迫貴志会長は成長を評価
三迫ジムの三迫貴志会長も「いつもはスロースターターだが、今回は成長が感じられた。こちらの方がダメージを与えていたので、公開採点で1者が重里選手についていたのには驚いたが、最後はしっかりと決着をつけた」と高く評価した。
この日、弟の山口友士(23=三迫)も同じ興行に出場し、54.0s契約8回戦で五十嵐春輝(23=湘南龍拳)に判定勝ち。兄弟そろっての勝利となった。
弟の山口友士も勝利!
仁也は「兄弟で勝つことを目標にしていたので嬉しい」と笑顔を見せ、友士も「今日は1ポイントでもいいから勝ちたかった。プレッシャーもあったが、勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。今後の山口兄弟の活躍に期待が高まる。
一方、惜しくも王座に届かなかった重里は、「昨年10月の引き分けから今日まで、山口選手のことだけを考えてきた。チームや応援者、妻にまた悔しい思いをさせてしまった」と唇をかみしめた。
「前回より修正できた部分は出せたが、もっと圧倒的に差を見せないといけない。採点は受け入れたい」と、目に涙を浮かべながらも前を向いた。
志成ジムの佐々木修平会長も、「プラン通りに戦えていたので、勝ったと思った。前半の採点が想定より取れていなかったので、映像を見返したい。難しい採点だった」と苦渋の表情を見せた。
シェアする
LINEで送る
// google adsence
if(empty($_SESSION['login'])){
//echo $googleAdsense_multiplex;
//echo $googleAdsense_infeed;
}
?>