[公開練習]2025.9.2
井上尚弥は総合力に絶対の自信!
世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)が2日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行い、意気込みを示した。
井上は、9月14日(日)、名古屋IGアリーナで開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING」でWBA(世界ボクシング協会)同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)を迎え撃つ。
前日(9月1日)の公開練習で、アフマダリエフが「総合力は自分が上回っている」とコメントしたが、モンスターはそれに対しキッパリと返答した。
「そのコメントは的が外れている。総合力は絶対に負けていない」と話すと、「唯一、怖いところはフィジカルとパワー」と過去最強の相手に警戒心を示した。
フィジカルとパワーを警戒
決戦まで残り2週間前を切る中、井上は「毎度、言っているが過去一番の仕上がり。スパーリングも含めてすごく良い内容できている」と今回も万全のコンディションを強調。今回は13年ぶりとなる出稽古も行い、「初心に戻った気持ちですごく意味があるトレーニングだった」と振り返った。
前WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者のマーロン・タパレス(33=比)をスパーリングパートナーとして招聘し、さらに帝拳ジムのOPBF東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(30)、WBO-APフェザー級の藤田健児(31)、WBO-APスーパーバンタム級王者の村田昴(28)、日本バンタム級王者の増田陸(27)と実力者との実践練習を重ねてきた。「それぞれの選手がアフマダリエフのスタイルに当てはまるところがあり、意味のあるスパーリングだった」と充実ぶりを伝えた。
試合まであと2回スパーリングを消化し、合計120ラウンドで終える。
現在、11連続KO中だが、発表会見でKO宣言は封印。この日も「頑丈な相手に対して、真っ向から打ちに行ったら頑丈なわけで。今回は強引なボクシングをするつもりはない。KOにこだわらず、勝つことだけに集中する。テーマは必ず勝つ」と勝利に徹する考えを示した。
来春、東京ドームで対戦が計画されているWBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(27=M.T)だが、1日に発表されたWBAランキングでスーパーバンタム級1位にランクインし、ベルト返上が濃厚になった。
中谷潤人(M.T)が来場予定
大橋秀行会長は、「来るべきに備えて」と中谷陣営を招待したことを明らかにした。
会見後にはシャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ披露。レーザービームのようなジャブと右ストレート、ワンツー左フックを繰り出し、メニューを消化すると約80人のメディアから自然と拍手が沸き起こった。
囲み取材で大橋会長は、「エマヌエル・ロドリゲス、ドネア、フルトン、ネリといった強敵と戦ってきたが、それよりもはるかに強敵。弱点がないので一段と警戒している」と話すと、「頑丈な選手ほどコロッと倒れる。何となくこうなるという展開は見えている」と冷静に展望を述べた。
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