WBAフェザー級戦ボールvsグッドマン前日計量

　WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(28=英)が、WBA世界同級5位サム・グッドマン(26=オーストラリア)の挑戦を受ける。日本時間の17日、サウジアラビアのリヤドで開催されているeスポーツW杯のイベントとザ・リングのコラボ興行で前日計量を行った。

　メインイベントでは、英国期待のヘビー級大型ホープでWBO同級1位につけるモージス・イタウマ(20=英)が、元WBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(37=英)と、WBOインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルの4度目の防衛戦に望む。

　王者ボールはフェザー級リミット57.1kgでクリア。挑戦者グッドマンは400gアンダーの56.7kgで秤を降りた。

　ボールは今年3月、TJドヘニー(38=アイルランド)の10回終了時の棄権を呼び込むTKO勝利で、2度目の防衛に成功。一方のグッドマンは井上尚弥(32=大橋)への挑戦をキャンセルした後の今年5月、セサル・バカ(23=メキシコ)に10回判定勝利で再起した。両選手共に井上の将来的な対戦候補となるために負けられない試合となる。

　イタウマは111.3kgを記録すると、ホワイトは110.9kgをマークした。両者共に前戦よりも軽い仕上がりとなった。

　無敗の新星イタウマは、ここまで12戦全勝(10KO)の戦績を誇り、今回がキャリア最大の試練。経験豊富な元世界王者ホワイトとの一戦に、英国ヘビー級の世代交代がなるか注目が集まっている。