[試合後会見]2025.6.15
大阪決戦! 中嶋一輝vs大嶋剣心は壮絶KO決着!

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の中嶋一輝(32=大橋)対同級15位の大嶋剣心(29=一力)が15日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル137」のメインイベントで行われた。
奈良県出身で、プロ入り後初の関西での試合に臨んだ中嶋の強打がさく裂したのか? それとも、大嶋が3度目の挑戦で戴冠したのか? フェニックスバトル大阪初進出の興行は盛り上がりを見せた。
サウスポー中嶋が左ストレートから仕掛けると、大嶋も独特のタイミングからの右フックで応戦。スリリングな攻防から始まった。試合が動いたのは2回。中嶋は左ストレートでダウンを演出。流れを掴んだ中嶋は、上下に打ち分け攻勢をかけた。3回、中嶋は左ストレートをコツコツと当ててダメージを与えていくと、左ストレートでグラつかせて、レフェリーストップに持ち込んだ。
持ち前の強打を爆発させた中嶋は、「初回、いつ打ってくるかわからないタイミングで、やりにくかったが、2回からは冷静に対応できた。ダウンを奪った左ストレートは、たまたま当たったパンチ。関西での試合だからといって、特別プレッシャーは感じなかった。いつもの後楽園ホールと同じ雰囲気だった」と淡々と試合を振り返った。
大橋秀行会長も合格点を与えた
会見に同席した大橋秀行会長は、「見た目以上に嫌な相手でドキドキした。変に突っ込まなかったのは(中嶋に)キャリアがあるから。成長を感じた」と、中嶋のパフォーマンスに合格点を与えた。
現在、2団体(WBC、WBA)で世界ランキング入りしている中嶋だが、同門の世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)がベルトを保持しているため、世界はまだ先になりそうだ。中嶋は「尚弥が上(フェザー級)に上げたら狙っていきたい」と慌てずに世界ランキングを上げてチャンスを伺う。
大橋会長は「(井上がこの先フェザー級に上げたら)中嶋しかいないと思いますよ」と世界に向けてGOサインを出した。
一方、チャレンジャーらしく果敢に攻めるも敗れた大嶋は、「初回は良かった気がする。2ラウンドからガードが固くて、ストレートが見えなかった。ノーモーションの左をもらってからビビッてしまった。もっとかき乱したりとやりたいことがあったが…。たくさんの応援をもらったが、その期待に応えられず申し訳ない」と悔し涙を流しながらも、しっかりと答えた。
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