[試合後会見]2025.6.10
激戦! スーパーライト級アジア2冠戦

OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級2冠王者の永田大士(35=三迫)が10日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントに出場、OPBF同級14位、WBO-AP11位のキム・ジュヨン(35=韓国)を迎えて、OPBF王座3度目、WBO-AP王座3度目の防衛戦に臨んだ。
アジア2冠王者の永田は、手数と無尽蔵のスタミナで13連勝中の挑戦者キムのショートアッパーと左ボディに応じるが、回を重ねるごとにキムが徐々にペースを掴んで試合を進めていった。4回終了時はジャッジ3者3様の評価だったが、8回終了時には、キムがジャッジ全員の支持を集めた。終盤に追い上げた永田だったが、判定1-2でキムがアジアのベルトを2本韓国に持ち帰ることとなった。
王座獲得に成功したキムは「今、死んでも未練も悔いのない試合をした。それくらい、自分のすべてをぶつけた」と、充実感に満ちた表情で語った。
「最初は自分からプレスを強めて攻めるつもりだったが、想像以上に永田のプレスが強くて驚いた。対応しながら進めた。相手からチャンピオンらしい魂と気持ちを感じた。簡単な試合じゃなかった」。
再戦にも前向きな姿勢を示した
アジア2冠を達成したキムは、「敵地での試合だったが、自分のボクシング人生でいちばんリラックスして戦えた」と喜びを交えながら話すと、「会長が決めた試合をしていきたい。日本が大好きなので、またここでできれば。再戦も喜んでやりたい」と抱負を語った。
一方、王座を陥落した永田は、「打ち合いの中で引いてしまったりと、試合中の取捨選択を間違えてしまった。今思えば、ああすればよかったと思うことばかり。相手に研究されているのはわかっていたが、自分が乗り越えることができなかった。終わった後は、よくて引き分けかなと思った。最高の環境でボクシングをさせてもらっているのに、結果を出すことができず、チャンピオンとして失格。悔しいですね」と唇を噛み締めた。
今後に関しては「この立場で再戦したいと言うのも違うと思う。ただ、諦めるのも違う」と複雑な心境を明かすと、「結果を受け入れて、しっかりと考えて次の行動に移したい」と話すに留めた。
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