[試合後談話]2025.6.10
日本ユース王座戦! 逆転KOに痺れた!

日本ユース・ウェルター級タイトルマッチ、王者の磯谷大心(23=輪島功一S)対挑戦者の加藤大河(21=DANGAN越谷)の一戦が10日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルで行われた。
元世界王者の輪島功一氏の孫、磯谷のパフォーマンスに注目が集まった。
約半年ぶりの再戦となったチャンピオンの磯谷大心と加藤大河の対決。加藤は3月に行われた足名優太(30=金子)戦で判定勝利を収めて、弾みをつけてリベンジに挑んだ。4回終了時の途中採点は加藤が0-2で支持を集めた。勝負がついたのは6回、加藤の右ストレートにチャンピオンの磯谷が腰を落とすと、一気にラッシュをかけるが、しのいだ磯谷が左フックでダウンを奪うと、磯谷が右フックを捩じ込んで、壮絶な打ち合いを制した。
逆転防衛劇を演じた磯谷は、「倒した瞬間は覚えていない。後から思い出すかもしれないけど、6ラウンドでもらったストレートから意識が飛んで。日頃やってきたことが出てくれた」と、記憶は曖昧ながらも明るい表情でインタビューに答えた。
「(加藤が)後半でペースダウンすると予想していたので、前半はポイントを取られても我慢して、とにかくプレスをかけ続けて、コツコツ削る作戦でした」と作戦を話すと、「倒せたのは良かった。でも、今後はもっと内容にこだわって、どう勝つかを突き詰めていきたい」と劇的な逆転KOで締めたものの、勝ち方への強いこだわりを見せた。
セコンドとして息子を支えた父・磯谷和広トレーナーは、やや苦笑いを浮かべながら「6ラウンドだけブレイキングダウンだった。もっとコツコツ削りたかった。でも、その中でペースを渡さないようにしていくのが、今後の課題」と話し、今後については「ユースのベルトは今回で返上します。視野を広げ、声がかかれば日本タイトル、OPBF、WBO-AP、どれでも狙っていきたい」と逆転KO勝利にも浸ることなく、父子で次のステージを見据えた。
一方、勝利まであとわずかに手が届かなかった加藤は、ダメージが深く病院に向かったため、会見は行われなかった。その後、所属ジムより異常なしの報告が伝えられた。
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