[リングサイドの目]2025.3.30
A・アヤラvs矢吹正道! 関係者はこう見た!

IBF(国際ボクシング連盟)フライ級タイトルマッチ、王者のアンヘル・アヤラ・ラジザバル(24=メキシコ)対挑戦者の矢吹正道(32=LUSH緑)の一戦が29日、愛知県国際展示場ホールAで開催された「3150×LUSHBOMU vol.4」のメインイベントで行われた。
両者、初回からダウンシーンありの大激戦。会場に来ていた関係者の声を拾った。
■WBO世界Sフライ級6位
■健文トーレス(TMK)
「矢吹選手の勝因は、ジャブで自らのリズムを作り、アヤラ選手のリズムを崩して、自分のペースと距離を最後まで守ることができたこと。両者とスパーリングをしたからこそ、両選手の勝因と敗因がわかる。アヤラはディフェンス力を強化しなければ、世界のリングで通用しない」
■日本ユースSウェルター級王者
■佐々木る玖(KWORLD3)
「アヤラ選手の気持ちの強さと、矢吹さんの気持ちの強さのぶつかり合い。両選手、とにかく二人の気持ちがやば過ぎて、興奮しました! アヤラは、1ヶ月間、僕達のジムに練習に来ていたのもあり、交流があったので、めちゃくちゃ礼儀の正しい、親しみやすいチャンピオンでした。また、個人的には矢吹さん、力石さん兄弟でめちゃくちゃ大好きなので、複雑な気持ちでしたが、矢吹さんバカ強かったです! おめでとう御座います‼️ 今日は僕もぶちかまします! アディオスっ!」
■前日本バンタム級王者
■富施郁哉(ワタナベ)
「矢吹選手の前の手の種類が豊富なのと、相手の出鼻に合わせるパンチのタイミングがドンピシャで、すごいなと思いました。アンヘル選手も、あれだけパンチをもらって前に出て、すごく気持ちの強い選手だなと思いました。お互いバッティングで負傷しても、気持ちが出てとてもいい試合でした。最後に倒した矢吹選手、すごかったです!」
■大橋弘政会長(名古屋大橋)
「試合開始前から、1ラウンド目で距離を掴んだ方が優位に試合を進めると思っていました。1ラウンド目から多彩なジャブで試合を支配して、終盤にダウンを奪って、2ラウンド目にもダウンを奪って、早期決着かと思いました。3ラウンド、バッティングで両者がカットしてから、アヤラが勢いづいてきましたが、ジャブでシャットアウト。ジャブで試合をコントロールして、判定勝利かと思いましたが、最終ラウンドに倒すのは、しっかり練習している証拠だと思いました。進化し続ける矢吹にあっぱれです!」
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