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4月30日(水)に東京・後楽園ホールで開催される「DANGAN」興行で、モンブランみき(一力)と日本アトム級王座決定戦で、初戴冠を目指す渡邉恵(TEAM10COUNT)が、試合約1ヶ月前の心境を明かした。

普段は都内で電気設備を扱う会社の営業の仕事をしている渡邉は、「職場の理解もあり、試合が決まれば、業務調整に協力していただき、試合当日には社員総出で応援してくれたり。本当に環境に恵まれていると感じます。仕事とボクシング、そのどちらもあることで、自分の中でいいバランスが保ててると思っています」と、周囲のサポートに感謝した。

ボクシングが、渡邉の人生に大きな恵みを与えた。「平々凡々な人生で何か1つでもやり切った、もう後悔はないと思って散りたい。それが私のプロを目指した原点です。初めて本気で取り組み、打ち込めるものに出会えました」とはいえ、きっかけは、ドラスティックなものではなかったようだ。「プロになりたい、という友達に便乗して、ついでに受けたプロテストから、まさかタイトルマッチにまで辿り着くとは、誰も思ってなかったでしょうし、自分が一番驚いてます」。2025年のゴールデンウィークに、人生の大きな分岐点を迎える。

渡邉は9戦3勝(1KO)6分、と負けなしだが、引き分けが多い。このことに「ドローにできた試合が多いのかなと感じます。が、裏を返せば粘り強さ、しつこさは持ち味と言えると思います。その持ち味をきちんと勝ちに繋げられるよう、練習を重ねてきています。誰が見ても納得のいく分かり易い内容で勝って、チャンピオンになりたいと思います」と、前向きに捉えている。

コロナ禍の真っ只中の2021年7月26日のプロデビュー戦から約4年、節目の10戦目でタイトル初挑戦を迎える渡邉恵。「これまで応援してくれた方々への恩返しの意味も込めて、先ずはタイトルマッチでしっかり良い勝ち方をし、チャンピオンになります!」。