[記者会見]2025.1.20
阿部麗也vs清水聡! フェザー級生き残りをかけた一戦が実現!
WBC(世界ボクシング評議会)フェザー級8位の阿部麗也(31=KG大和)と元OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック同級王者の清水聡(38=大橋)が20日、都内のドーム内blue-ingで開かれた記者会見に出席し、意気込みを語った。
阿部と清水は、3月25日(火)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル131」のセミファイナル、フェザー級10回戦で対戦する。
阿部は、世界戦からの再起2戦目のリング、清水は2023年7月に当時のWBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者のロベイシ・ラミレス(31=キューバ)に挑戦して以来、1年8ヶ月ぶりの再起戦となる。
マイクを握った清水は「このままでは終われない」と言葉に力を込めた。「これまで体のバランスが悪くて、決して満足いく状態ではなかった。コンディションを上手く持っていければ、強さを見せることができる。それを出さないまま『清水は、たいしたことがなかったな』と言われて終わるのは、どうなのかと思った」と再起に至った経緯を話すと、「本来の動きを出して負けたなら諦めがつく。自分が納得できる動きを見せたい」と語った。
昨年末には熱海での走り込み合宿を敢行し、コンディションは良好。「ここにきて一気に良くなってきた。これからの調整が楽しみ」と自信を示した。
拳を交える阿部は、「正直なところ、試合の話を聞いた時、『まだやっていたんだ?!』と。自分は辞め時を見失っている選手との対戦が多い。キコマル戦(キコ・マルチネス=スペイン=元世界2階級制覇王者、2023年4月に対戦し阿部が判定勝ち。マルチネスはこの試合を最後に現役を引退)の前にも言ったが、しっかりと引導を渡して『お疲れさま』と言いたい」と刺激的な言葉を並べた。
それを聞いた清水は、「阿部選手とは一度スパーリングをしたが当て勘があり、プロ独特の上手さがあり、やりにくかった。自分のためにやっているので、負けたら負けたで、勝ったら勝ったでの話。(何を言われても)自分を貫き通すだけ」と平然としていた。
阿部は「お互いに負けて後がない。清水選手は世界ランキングに入っていないが、メリットを意識して試合をしている場合じゃない。生き残って世界へ行く。そして、試合日は阿部さんのバースディ。勝って最高の誕生日にする」と勝利を誓った。
Lemino BOXING フェニックスバトル131
大橋ジムの大橋秀行会長は、「世界戦で傷ついた者同士が生き残りをかけて戦う試合。どういう試合になるか非常に楽しみ」と好ファイトに期待を寄せた。
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