但馬ミツロの再起戦が決定!

　亀田興毅ファウンダーは、9ヶ月ぶりの再起戦に臨む但馬に大きな期待を寄せた。「但馬ミツロが、前回の敗戦からどのくらい変わることができているか、リング上で皆さまに見ていただければと思います。ミツロのポテンシャルは、相当高いことは分かっている。あとは、そのポテンシャルを発揮できるか、発揮できるような練習をして、試合で出すだけだと思います。世界を目指して再スタートします」と、大きな期待を寄せた。

　但馬は今年3月、アレキサンドル・ジュール(39=ルーマニア)との試合で、ダウンを奪われ、プロ初黒星を喫した。9ヶ月ぶりのブランクを経て、進化した姿を見せるつもりだ。

　拳を交えるブリトーは、今年9月まで世界ランキングに名を連ねていた実力者で、身長193�pと長身だ。これまで対戦した中で、最も身長が高い選手になる。但馬は「前回の敗戦からは多くを学んだ。初回は自分のペースだったが、2ラウンドにダウンを喫して、試合の流れが一変した。重量級での一発の威力の危険性を再確認した」と振り返り、「これからも、自分より身長が高い選手との対戦が続くと思うので、しっかりと対策をして臨む所存」と、決意を新たにした。

　亀田ファウンダーの紹介で、兵庫・夙川にある『BLITZ ジム』でフィジカルのパーソナルトレーニングを始めた。「これまでは我流でやってきたが、マンツーマンのハードな練習に取り組むことで、自分のフィジカルの足りなさを痛感した。最初はトレーナーに『これは赤ちゃんレベルだな』と言われたが、半年間のトレーニングで持ち上げる重量も最初から比べて80kg増加した。スタミナ面でも鍛えており、全体的にレベルアップしている」と、自らの成長に手応えを感じていた。

　但馬は「日本で重量級の試合は機会は少ないと思いますので、会場やABEMAで自分の試合を観ていただく方々に、迫力を感じていただけるような、魅力的な試合ができればと思う。久しぶりのリングを楽しむつもり」と意気込みを語った。