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WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(22=八王子中屋)が16日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル116」のメインイベントに出場。同級1位のジョー・ノイナイ(28=比)を迎えて、WBO-APタイトルマッチ、OPBF東洋太平洋同級王座決定戦に臨んだ。
左肩の手術を受けてからの復帰戦のリングに上がった佐々木のパフォーマンスに注目が集まった。
左肩の手術を受けてからの復帰戦のリングに上がった佐々木のパフォーマンスに注目が集まった。
KO勝ち!
佐々木が左を大きく振り下ろして、プレスをかけるのに対して、サウスポーのノイナイは、左フックと左ショートアッパーで応戦。それでも、勢いが止まらない佐々木が、左フックから一気にパンチをまとめて、最後は右フックで顔面を打ち抜くと、レフェリーが飛び込んで試合を止めた。
「緊張で動きが硬かった」
最後は、豪快に倒した佐々木だが、「左肩を手術して、ボクシングが一生できないと思った時期もあった。『やっとこの日が来たか』と思うと、試合前から緊張して足が動かなかった」と、試合内容には納得してなかった。左肩の状態が不安視されたが、「100%で振り切ることができた」と問題なしを強調した。
左肩は問題なし!
「ジャブに左ストレートを合わせようとしているのがわかったので、そこは警戒した。パンチは見えていたので効かなかった。5ラウンドから動きが良くなったと思う。勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
左肩は問題なし!
「ジャブに左ストレートを合わせようとしているのがわかったので、そこは警戒した。パンチは見えていたので効かなかった。5ラウンドから動きが良くなったと思う。勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
「自分はこんなものじゃない」
会見に同席した中屋一生会長は、「世界ランキングが意図しない中で上がっている(WBO世界ウェルター級4位)。今は、試合もそうだが、米国で本物の世界ランカーとスパーリングをさせて、実力をつけさせたい」と、日本人初の世界ウェルター級チャンピオンに向け、じっくりと育成していく方針を明かしたが、「チャンスがきたら、いつでも狙いたい」と付け加えた。
米国でスパーリング合宿を計画
中屋廣隆チーフトレーナーは、「各団体(WBA、WBC、IBF、WBO)で世界1位になって、(指名挑戦者として)こっちがチャンピオンを選ぶ立場になれたら」とプランを掲げた。
佐々木は「2冠チャンピオンになれたことは良かったが、練習していたことを試合で出せないなら意味がない。自分の実力はこんなものじゃない。早く練習がしたい」とさらなる飛躍を誓った。
米国でスパーリング合宿を計画
中屋廣隆チーフトレーナーは、「各団体(WBA、WBC、IBF、WBO)で世界1位になって、(指名挑戦者として)こっちがチャンピオンを選ぶ立場になれたら」とプランを掲げた。
佐々木は「2冠チャンピオンになれたことは良かったが、練習していたことを試合で出せないなら意味がない。自分の実力はこんなものじゃない。早く練習がしたい」とさらなる飛躍を誓った。
「左フックが効いた」
一方、KO負けしたノイナイは、「相手のプレスが強くて、左フックが効いた」と潔く敗戦を受け入れた。それでも「ウェルター級の世界チャンピオンは強いので、『打ってこいよ』みたいな今のままのスタイルでは、世界は厳しいと思う」と語った。
採点表