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OPBF東洋太平洋ミドル級王者の竹迫司登(32=ワールドスポーツ)が11日、韓国PARADISE CITY GRAND BALL ROOMで開催された「Treasure Boxing 6」のセミファイナルに出場。同級5位のテイジ・プラタップ・シン(37=豪)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
昨年4月以来、2度目の韓国のリングに上がった竹迫のパフォーマンスに注目が集まった。
昨年4月以来、2度目の韓国のリングに上がった竹迫のパフォーマンスに注目が集まった。
シン(豪)が新王者
初回、竹迫がパワーパンチを叩きつけて先制。幸先の良いスタートを切ったが、サウスポー・シンは距離を詰めてショートパンチで応戦。竹迫はブロックで上手くいなしてリターンした。4回終了時の公開採点は、38-38×1、40-38×2で、シンがリード。シンの手数が評価された形となった。中盤は、竹迫が右ボディで体力を削るが、シンも手数を落とさず要所、要所で左をねじ込みペースを渡さず。8回終了時の公開採点は、77-75×1(竹迫)、78-74×2(シン)と割れた。ダウンを奪いたい竹迫はギアを上げて攻め立てたが、シンも気持ちの強さを見せた。採点は割れたが、シンに軍配が上がった。
「チームのおかげで勝てた」
新チャンピオンに輝いたシンは、「とてもハードで疲れたが、チャンピオンになることができてうれしい。竹迫のパンチは強くて、最初はびっくりしたが、細かいパンチを出すことでなんとか耐えることができた。チームのおかげで勝つことができた」と興奮気味に語った。
「巻き込まれてしまった」
一方、後半猛追したが王座を手放した竹迫は、「やってきたことはたくさんあったが、出す前に巻き込まれてしまった。パンチがそこまで強くなかったので、もらっている印象はなかった。ポイントを持っていかれているのに、自分が不利な状況に気がつかずに戦ってしまった」と前半の戦いを悔やむと、「ボクシングは難しいですね」とポツリと漏らした。
採点表