谷口将隆が韓国で世界をアピールする!

　元WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ)が10日、韓国PARADISE CITY GRAND BALL ROOMで前日計量に臨んだ。

　世界2階級制覇を目指す谷口は、明日(11日)、「Treasure Boxing 6」ライトフライ級8回戦で、元世界ランカーのジェイセバー・アブシード(29=比)と拳を交える。

　試合の模様は、U-NEXTで午後3時からライブ配信される。

　ライトフライ級転向2戦目に臨む谷口は、リミットの48.9kgでクリアした。計量後に取材に応じると、「筋量は落とさず、よく仕上がった」と、万全のコンディションを強調した。

　横に並んだアブシードを見て「何を考えているかわからず、不気味さを感じた」と対戦相手を警戒。その上で、「これまで日本人選手と戦ってきて、パンチがあるのはわかっているので、そこを気をつけつつ内容を見せていく。期待を上回る試合をする」と好ファイトを約束した。

　谷口は、「テーマは脱力と自由。ライトフライ級には谷口もいることをアピールする」と言葉に力を込めた。

　一方、拳を交えるアブシードは、100gアンダーの48.8kgで計量を終えた。「相手は元世界チャンピオンで、相手にとって不足なし。明日はベストを尽くして一生懸命戦う」と意気込んだ。

　第1試合77.0kg契約4回戦では、盛合竜也(22=ワタナベ)とキョン・スーパーク(韓国)が拳を交える。盛合は、契約体重を400g下回る76.6kg、キョンは1.4kgアンダーの75.6kgでクリアした。

　4戦目のリングに臨む盛合は、「初の海外戦で、かつ先輩の前座を務めさせてもらい緊張しているが、しっかりと勝って会場を盛り上げたい」と拳を握り締めた。