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日本ミニマム級タイトルマッチが8日、後楽園ホールで開催された「ライオンズゲート」のメインイベントとして行われ、王者の高田勇仁(25=ライオンズ)と同級1位の伊佐春輔(25=川崎新田)が拳を交えた。
両者はこれまで3度対戦していて、高田が2勝1敗と勝ち越している。高田が返り討ちを果たし、3度目の防衛に成功したのか? それとも伊佐がリベンジし、タイトルを獲得することができたのかーー。
両者はこれまで3度対戦していて、高田が2勝1敗と勝ち越している。高田が返り討ちを果たし、3度目の防衛に成功したのか? それとも伊佐がリベンジし、タイトルを獲得することができたのかーー。
高田勇仁(ライオンズ)が防衛に成功
序盤は、リングを大きく使いながら機動力で勝負する伊佐に対し、高田はプレスをかけて左フックを好打。2回には左フックで効かせてペースを握った。前半終了時の公開採点は、49-46×3で高田がリード。6回、接近戦の中、高田が右ストレートでダウンを奪い、ポイント差を広げた。このまま終わるかと思われたが、伊佐は驚異の粘りを見せ、8回に細かい連打で挽回。最終10回には、相撃ちの右ストレートで倒し返した。高田が立ったところで試合終了のゴングが鳴った。高田が中差判定勝ちでV3を達成した。
「最後は欲を出してしまった」
返り討ちを果たした高田だが「最終ラウンドに倒そうと欲を出したところにもらってしまいダウンした。初の自主興行のメインイベンターなので、盛り上げようと力んでしまった」と、快勝にも苦笑いを浮かべた。そして、「この日のために練習してきたのがわかるくらい、気持ちが強かった」と拳を交えた伊佐を称えた。
重岡優大選手と戦いたい
今後の目標を聞かれた高田は「重岡優大選手(ワタナベ=WBC世界同級王者)や小林豪己選手(真正=WBOアジアパシフィック同級王者)と対戦したい」と語った。
重岡優大選手と戦いたい
今後の目標を聞かれた高田は「重岡優大選手(ワタナベ=WBC世界同級王者)や小林豪己選手(真正=WBOアジアパシフィック同級王者)と対戦したい」と語った。
「あと一歩、攻めきれなかった」
一方、最後に見せ場を作るも敗れた伊佐は「足を使って相手の正面に立たないことを意識した。動けていると思ったが、パンチを的確に当てることができなかった。公開採点を聞いて、攻めないといけないと思った。ダウンを奪った右ストレートは、練習していたパンチ。死に物狂いの練習をしたが、勝てなかったら意味がない」と肩を落とした。
何度でも食らいついていく
5度目の対戦について聞かれると、「高田選手はもっと上に行くと思うので、自分がもっと上に行かないとできないと思う。しかし、何回でも食らいついていく」と雪辱を誓った。
川崎新田ジムの新田渉世会長は「勝てる試合だった。強いチャンピオンだが、それだけの練習もしてきたし、スタミナも十分あった。最後にそれが出せた。もっと早い段階で出ていたら…。昔の自分を見ているようだ。気持ちの持ち方や試合への考え方を勉強できたと思う。まだまだ強くなる」と伊佐の奮闘に期待した。
何度でも食らいついていく
5度目の対戦について聞かれると、「高田選手はもっと上に行くと思うので、自分がもっと上に行かないとできないと思う。しかし、何回でも食らいついていく」と雪辱を誓った。
川崎新田ジムの新田渉世会長は「勝てる試合だった。強いチャンピオンだが、それだけの練習もしてきたし、スタミナも十分あった。最後にそれが出せた。もっと早い段階で出ていたら…。昔の自分を見ているようだ。気持ちの持ち方や試合への考え方を勉強できたと思う。まだまだ強くなる」と伊佐の奮闘に期待した。
古山哲夫会長
第1試合の前にライオンズジムの古山哲夫会長が、「今日は、日頃の練習の成果を発揮してくれるはず。良い試合を見せます」と挨拶をすると、会場から盛大な拍手が送られた。
興行終了後に取材に応じた古山会長は、「お客さんの入りを見て(観客:1330人)、今日の興行は成功。勇仁は、最後はダウンしたが、試合運びとしては満点。海(渡邊海=日本ユース・スーパーフェザー級王者)も勝ったので、良しとしたい」と納得の表情を浮かべた。
興行終了後に取材に応じた古山会長は、「お客さんの入りを見て(観客:1330人)、今日の興行は成功。勇仁は、最後はダウンしたが、試合運びとしては満点。海(渡邊海=日本ユース・スーパーフェザー級王者)も勝ったので、良しとしたい」と納得の表情を浮かべた。
採点表