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ミニマム級のWBC(世界ボクシング評議会)チャンピオン重岡優大(26=ワタナベ)とIBF(国際ボクシング連盟)チャンピオン重岡銀次朗(24=ワタナベ)が5日、都内で次戦の発表会見を開いた。
重岡兄弟は、3月31日(日)、名古屋国際会議場で開催される「株式会社トップPresents 3150 FIGHT Vol.8」で競演する。優大に挑戦するのは、WBC6位のメルビン・ジェルサエム(29=比)。銀次朗には、IBF9位のアルアル・アンダレス(24=比)が挑む。
亀田興毅ファウンダーは、PPV(有料配信)の視聴料の早割り料金は3150円、新規ABEMAプレミアム会員2150円と発表した。観戦チケットは、ローソンチケットで追加販売が始まっている。
■IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級タイトル戦
重岡銀次朗(ワタナベ)vsアルアル・アンダレス(比)
銀次朗は「いつも通りしっかり自分のボクシングをして、進化したところを見せたい。誰よりも派手な試合をしたい」と気持ちを込め、「ぶっ倒してKOで勝ちます」と、故郷の熊本のファンに熱いメッセージを送った。
アンダレスはサウスポー対策を強化!
一方、銀次朗に挑むアンダレスは「2度目のチャンスなので、より一層努力して、勝つために全力を尽くしたい」と気持ちを込めた。銀次朗対策として、「サウスポーの選手とスパーリングを行う」と述べた。
■WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級世界戦
重岡優大(ワタナベ)vsメルビン・ジェルサエム(比)
兄弟揃って試合を迎えられることに感謝の気持ちを伝えた優大は「谷口(将隆)さんがベルトを取られた相手なので、一発パンチ力あるのはわかってる。パンチ力があって、ボクシングスタイル、タイミング、いい意味で癖がある」とジェルサエムに警戒心を示し、「KOを狙う」としながらも「自分のボクシングを楽しみたい。完成度の高いボクシングを見せたい」と、自身の成長ぶりをアピールすることを誓った。
谷口将隆(30=ワタナベ)の「敵討を意識することは、なるべくしない」という優大だが、谷口からは「やったってくれ」とエールを受けたことを明かした。
世界王座奪還を目指すジェルサエム
優大に挑む前WBO同級世界王者のジェルサエムは「WBCのベルトに挑戦するのは2度目。世界チャンピオンに返り咲くために頑張る」と王座奪還に闘志を燃やした。
優大チャンピオンについてジェルサエムは「とてもいい選手。パワーがあって、タイミングがいい選手。マイケル・ドミンゴコーチと、勝つためのプランを立てている」と最大限のリスペクトを示した。その上で、「フィリピンには沢山のスパーリングパートナーがいる」と話したジェルサエムは「パワーとテクニック対策」のためにARQジムのボクサー達とのスパーリングで調整することを明かした。
先日亡くなった穴口一輝(享年23=真正)を追悼した渡辺均会長は、選手の安全面の管理を再度徹することを誓った。
3月31日は、但馬ブランドン ミツロ(KWORLD3)も参戦!