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「Treasure Boxing 4」の発表会見が28日、都内で行われた。メインイベントは、元世界3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(33=比)と元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(35=角海老宝石)による、スーパーバンタム級10回戦。会見の冒頭、Treasure Boxing Promotionの伊藤雅雪代表は、「カシメロと井上尚弥(大橋)戦を実現させるために、日本で試合をするべきだと考えた。カシメロにアピールしてもらう」と、メインカードにカシメロと小國以載の試合を組み込んだ理由を説明した。
Treasure Boxing Promotion逆輸入!
この日の会見には、参加出来なかったカシメロからコメントが届いた。「井上尚弥をぶっ倒す前にもう一度、日本人を赤穂と同じ結果にするよ。その次は井上だ」。
小國以載(角海老宝石)
前回、カシメロがフィリピンで試合をした時に会場で販売されていたカシメロの応援Tシャツを着用して登壇した小國らしく「カシメロは、3ラウンドで(僕を)倒すと言ってますね」と茶めっけたっぷりに、記者の笑いを誘った。その記者からの質問に自身は「判定を狙います」と謙遜した小國は、カシメロを高く評価している。「3階級制覇してるのは、普通じゃない」と切り出すと「ディフェンスも上手い。相手のパンチを真でもらわないし、振り回しているようで、自分を優位に立たせるのが上手い。(試合中の)休み方も上手い」と試合巧者ぶりを称えた。
顔のアザも笑い飛ばした小國!
昨年5月以来、約一年半ぶりの試合となることにも、「前は3年空いたので、早かった」と気にすることはなかった。練習は続けていたという小國は、比嘉大吾(志成)と先週土曜日に6ラウンドのスパーリングを行ったことを明かしたが、右目下のアザを指して「速いし、もらってしまった」と笑顔を崩さず、実戦感覚を取り戻しにかかる。
カシメロ戦のオファーに即決した小國。「井上君が4団体統一してから返上したベルトを狙いに行きます」と、世界王座奪還にも意欲を見せた。