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[試合後談話]2023.4.1

尾川堅一と岩田翔吉が再起!

 「第1回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」が1日、1,522人の観衆が見守る中、後楽園ホールで開催された。この日行われた5試合のうち、4試合がKO決着とあって、会場内は最初から最後まで大歓声に包まれた。

 注目を集めたのは、世界王座奪還に向けて動き始めた尾川堅一(35=帝拳)と、世界挑戦からの再起に期待が寄せられている岩田翔吉(27=帝拳)。どちらの試合も、ファンの期待を裏切らなかった。
岩田翔吉(帝拳)の世界戦が待ち遠しい!

 第一試合に出場した齋藤麗王(24=帝拳)と、第二試合の矢代博斗(26=帝拳)が会場の空気を十分に温め、4月8日(水)にプロデビュー戦を迎える那須川天心(24=帝拳)が福井勝也(26=帝拳)とのスパーリングで、一気にボルテージを上げた。

 そんな中、岩田翔吉(27=帝拳)が第三試合に出場。試合が決まったのは3回。カウンターに右ストレートを合わせた岩田が、ジェローム・バロロ(比)の顔面を打ち抜くとダウン。すぐにバロロは立ち上がったが、岩田が左ボディを打ち込んで再起を飾った。

岩田翔吉(27=帝拳)

 完璧なフィニッシュで再起を果たした岩田は試合後、「今回は自分との戦い。スカッと勝ててよかった。自分のパンチは当たれば倒れるなと思った」と自信を取り戻した。

完全復活を果たした尾川堅一(帝拳)
 右肩の手術で生まれ変わった尾川も、動きが良かった。ボディでダウンを奪うと、右ストレートでダウンを連発。計3度ダウンを奪って、世界トップ戦線返り咲きをアピールした。
尾川堅一(35=帝拳)

 尾川は会場からの『尾川コール』に「最高です」。自身の修正点を確認するリングとなったが、「距離が遠くて、下から崩すことで上も当たった」と試合を振り返った。「日本で戦うのは、メリットもあるので、ありがとうございます」と感謝を伝えると、右肩も完治したことで「あとは伸びるだけ」とし、「上位ランクにいるのでチャンス。まだまだかもしれないけど、応援してください」と締め括った。


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