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阿部麗也(30=KG大和)とIBFフェザー級挑戦者決定戦で対戦するキコ・マルチネス(37=スペイン)が1日、羽田空港に到着した。キコの来日は、今回が2回目。前回は、2014年4月に長谷川穂積氏とIBFスーパーバンタム級タイトルマッチで対戦。当時保持していたベルトを防衛した。
元世界王者、2度目の来日
24時間掛けて、スペインからフィンランド経由で来日したキコは「疲れてるよ」と苦笑いした。体重調整も上手く進んでいるようで、リミットまで「あと1キロ」と明かした。日本での1週間の最終調整は「午前中に走って、午後はジムワークを予定している」とのことで、37歳のベテランらしく落ち着いた様子だった。
阿部麗也を「天才」と認めた。
対戦相手の阿部に関して、阿部本人は「天才」と言っていると聞かされても「そう思うよ。でも、自分が勝つよ」と即答。その上で「カウンターが上手くて、スピードがある。いい選手だよ」と、ビデオで見た印象を口にした。
2013年4月の長谷川穂積戦
サウスポー対策に関しての質問には、「日本で一番のサウスポーは、長谷川穂積だと思う。あの時を思い出して戦う」とし、約9週間のトレーニング中に100ラウンド以上のスパーリングを消化したことを明かした。日本も気に入っている様子で「また日本で試合をしたかった」と、2度目の来日を心待ちにしていたことも付け加えた。
トレーナーとツーショット
この日、一緒に来日したトレーナーのサルミエント・クエバス・ガブリエル・エドゥアルド氏は、阿部対策として「カウンターを狙ってくる選手なので、待っている時間が長い」とし、キコも「勝つことが一番。自然の流れでKOするかもしれない。キコ・マルチネスらしく、沢山手を出して戦うよ」と述べ、「戦士らしく戦う」と、世界王座奪還に向けて気持ちを込めた。