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[前日計量]2023.3.29

黒木優子と鈴木菜々江が再び激突!

 WBO世界アトム級タイトルマッチの前日計量と調印式が29日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で行われ、王者の黒木優子(32=YuKO)と前王者で挑戦者の鈴木菜々江(30=シュウ)が静かに闘志を燃やした。

両者は、昨年9月に対戦し、黒木が判定勝ちで王座返り咲きに成功。ダイレクトリマッチでベルトを争う。

 試合は、明日(30日)、後楽園ホールで開催される「Victoriva vol.11」のメインイベントで行われ、動画配信サービス「BOXING RAISE」で、全試合ライブ配信される。
「倒しにいく」
 計量に先立って行われた会見で、黒木は「前回の試合通りに戦うが、今回は倒して勝ちます」と堂々とKO宣言。前戦から真正ジムの山下正人会長とコンビを組み、「基本を中心にシンプルに教えてもらっている。足場が高まった」と進化に自信を示した。
「ここを勝って王座統一戦へ」
 先に秤に乗った黒木は、アトム級リミットを200g下回る46.0kgでクリアした。昨日(28日)、32歳の誕生日を迎えた。「今年も良い年にするために、この試合はなんとしても落とせない。ここを勝って、王座統一戦を目指す。32歳だが、まだまだ元気に頑張ります」と言葉に力を込めた。
「最初から攻める」
 黒木戦後は引退することも考えた鈴木だが、熟考して再戦を決意した。「前回は攻め切れなかったので、最初から飛ばしていく。先のことは考えられない。とにかくベルトを獲り返す」とリベンジを誓った。鈴木はリミットちょうどの46.2kgでパスした。
「先のことは考えない。リベンジする」
 これまでリターンマッチは4度しているが、2戦目はすべて勝利と、同じ相手には負けていない。「特に理由はない」と首を振った鈴木に代わり、シュウジムの松岡修会長は「(鈴木は)負けず嫌いで練習熱心。今回は自信がある」と言い切った。
BOXING RAISEでライブ配信

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