重岡銀次朗が勝利を確信!

　IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者のダニエル・バラダレス(28=メキシコ)と同級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が5日、ホテル日航大阪で前日計量に臨んだ。

　両者は、明日(6日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催される「3150FIGHTvol.4」のセミファイナルで、王座を懸けて激突する。

　バラダレスは、ミニマム級リミットを100g下回る47.5�s、重岡は、リミットちょうどの47.6�sでパスした。試合の模様は、当日13時からABEMAで全試合ライブ配信される。

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　念願の世界初挑戦を迎えた重岡は「ついにこの日が来た。相手は良い体をしているなと。特に新しい発見があったわけではないが、相手を見てより一層気合いが入った」と決戦を心待ちにしていた。

　公開練習の時にバラダレスが「シゲオカは喋りすぎだ」と話していたことを伝え聞いた重岡は「『5ラウンド以内にKOする』と言ったが、これくらい言うでしょう。自分の方が落ち着いているし自信がある。パンチは当たるので狙いすぎないことを心掛けたい。明日は思い切り楽しんで戦う」とベルト奪取に自信たっぷりだった。

　これが初防衛戦のバラダレスは「明日は100%の力を出して勝つ。勝ってベルトをメキシコに持ち帰る」と意気込んだ。計量後にはメキシコ国旗を持ちながら笑顔を見せた。

　計量後にはグローブチェックが行われ、バラダレスはレイジェス製の黒色、重岡はウィニング製の黒色を選択した。

　囲み取材に応じた亀田興毅ファウンダーは「新たな怪物が誕生する瞬間を見てほしい。ABEMAでボクシング専門チャンネルができてうれしい。ボクシング界にとって明るい話題。明日は、ボクシングファンに向けたカードを組んだ。ABEMAで無料で見ることができるのでボクシングファンの皆さん是非とも見てください!」と言葉に熱を込めた。

　8月に開催された「3150FIGHTvol.3」はABEMAでの視聴者数は135万視聴だったことを明かすと、「明日は8月の視聴者数を上回ってほしい」と期待した。

■検診結果
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
王者:ダニエル・バラダレス(メキシコ)
血圧:117/84mm/Hg
脈拍:83/min
体温:35.9℃

挑戦者:重岡銀次朗(ワタナベ)
血圧:120/79mm/Hg
脈拍:64/min
体温:36.3℃

オフィシャル
レフェリー:クリス・フローレス(米国)
ジャッジ:マイク・フィッツジェラルド(米国)
ジャッジ:イグナシウス・ミサイリディス(豪州)
ジャッジ:ロベルト・ラミレス・ジュニア(プエルトリコ)
立会人:ベンジャミン・ケイルティー(豪州)