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OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ、王者の近藤明広(37=一力)対同級6位の永田大士(32=三迫)が5日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われた。
立場を入れ替えての、2年ぶりの再戦(7回負傷引き分け)。勝利の女神が微笑んだのはーー。壮絶な打撃戦に観客は大熱狂した。
立場を入れ替えての、2年ぶりの再戦(7回負傷引き分け)。勝利の女神が微笑んだのはーー。壮絶な打撃戦に観客は大熱狂した。
永田大士(三迫)が新王者!
壮絶な打撃戦を制した永田が、新チャンピオンに輝いた。初回から試合が動く。近藤の右フックが当たると、サウスポー永田はキャンバスに手を突いてしまい、ダウン。しかし、慌てる素振りを見せず、上下に打ち分けた。4ラウンド終了時の公開採点は、38-37×2、39-36×1で近藤がリード。5回、近藤は思い切りの良い右フックを好打。しかし、6回に流れが変わる。永田は左ストレートで近藤の腰を沈めさせると、パンチをまとめて猛追。近藤も負けじと打ち返した。8回終了時は、76-75、77-74で近藤、76-75で永田と割れた。9回、永田はボディに的を絞り攻勢。手数を増やして、スタミナが落ちた近藤を攻め立て、ポイントを連取した。永田が逆転勝ちで、栄冠を勝ち取った。
「ダウンしたが焦らなかった」
かつて日本王座を保持していた永田にとって、2本目のベルトを獲得した。「初回にダウンして、これまでの自分だったら慌てていたが、冷静に組み立てることができた。ボディが効くと信じて打ち込んだ。表情を見て、8ラウンドから心が折れかけているのがわかった。勝つことができて、本当にうれしい」と勝利の味を噛み締めた。
ダウンやヒッティングによる出血があったが、冷静さを保ち続け、勝利を掴み取った。
ダウンやヒッティングによる出血があったが、冷静さを保ち続け、勝利を掴み取った。
「状況判断して戦ってくれた」加藤健太トレーナー
デビューからコンビを組む加藤健太トレーナーは「これまでの永田は、間を怖がって攻撃のみで、そこを突かれたが、今日は、攻撃なのか守備の場面なのか、よく観察して判断してくれた」と勝因をあげた。いつも冷静な加藤トレーナーだが、この日は勝利が決まった瞬間、永田と抱き合って喜んだ。
三迫貴志会長は「メンタル面の成長が、結果に結びついた。不利なペースでも乗り切ってくれた。麻生(麻生興一)が獲られたベルトを、三迫ジムに取り戻してくれた。今日は褒め称えたい」と話すと、横で聞いていた永田は大きくうなずき笑顔を見せた。
今後に関しては「防衛戦をして、力をつけさせていきたい」とプランを明かした。
三迫貴志会長は「メンタル面の成長が、結果に結びついた。不利なペースでも乗り切ってくれた。麻生(麻生興一)が獲られたベルトを、三迫ジムに取り戻してくれた。今日は褒め称えたい」と話すと、横で聞いていた永田は大きくうなずき笑顔を見せた。
今後に関しては「防衛戦をして、力をつけさせていきたい」とプランを明かした。
採点表