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[前日計量]2022.8.29

ベルトを懸けて5年ぶりの再戦

 WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が29日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、同級1位の木村吉光(26=志成)と同級4位の中川兼玄(27=角海老宝石)が顔を合わせた。

 試合は、明日(30日)に後楽園ホールで開催される「LifeTimeBoxingFights.10」のメインイベントとして行われ、ABEMAで第1試合からライブ配信される。

 両者は、2017年8月にフェザー級6回戦で対戦し、木村が判定勝ちしている。2人ともス―パーフェザー級リミットちょうどの58.9kgでクリアした。
「モチベーションは高い」
 木村は当初、8月にフランスで世界ランカーとの対戦を予定していたが、相手の都合で中止。その中で、WBOアジアパシフィック王座戦の話が舞い込んできた。「(フランスの試合はなくなったが)モチベーションは落ちていない。良い状態に仕上がった」と万全のコンディションをアピールした。
「倒しにいく」
 コンビを組む野木丈司トレーナーは「夏に予定していた試合は、直前でなくなったが、さらに上積みができて、過去最高に仕上がった」。「身体能力に加えて、試合をコントロールできるようになった。打ち終わりもパンチをもらわなくなった」と木村の進化に太鼓判を押した。

 木村は「立ち位置に気をつけて、倒せるなら序盤に仕留めたい。早く家に帰ってゆっくりしたい」と返り討ちに自信を示した。
「バッチリ仕上がった」
 「ここ最近では、一番仕上がった」と話したのは中川。タイトル初挑戦だが、気負いは感じられなかった。「一度負けている相手で、リベンジの思いが強い」。木村に敗れてから、ずっと意識していたと言い、借りを返す絶好のチャンスが来た。
「どちらかが倒れる」
 「激しいパンチの交換で、どちらかが倒れると思う。右ストレートが、勝負の鍵を握ると考えている」と、KO決着を約束した。

 5勝(3KO)6敗から破竹の6連勝で、タイトルマッチまで駆け上がった"下克上男"がベルトを掴みにいく!
後楽園ホールでゴング!

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