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[前日計量]2022.7.23

ミドル級王座戦! スピード自慢が激突!

 WBOアジアパシフィック・ミドル級タイトルマッチの前日計量が23日、大阪市内のJBC関西事務局で行われ、王者の野中悠樹(44=渥美)と日本同級3位の能嶋宏弥(26=薬師寺)が計量会場に姿を現した。

 試合は、明日(24日)に大阪堺市産業振興センターで開催される「LA FIESTA DEL DIAMANTEvol.3×ミツキ杯SURVIVE.22」のメインイベントで行われる。計量後に取材に応じた両者は、「スピードでは負けない」とお互いに自信を示した。

 通常、WBOアジアパシフィック王座戦は12回戦制だが、この試合は10回戦で実施される。
「世界に向かうための試合」
 これが3度目の野中は、ミドル級リミットちょうどの72.5sでクリア。「良い感じで仕上がった。あとは結果を出すだけ」と落ち着いた表情で王者の風格を感じさせた。

 野中は「思っていたより身長が高かったが、気にならない」と挑戦者の印象を語ると、「(能嶋選手は)元々ウェルター級で、スピードがあるといっても、自分よりはないはず。スピード、テクニックで負けることはない。世界をアピールするためにも、しっかりと内容を見せる」と意気込んだ。

スピード、テクニックで負けることはない

 明日の試合は、服飾の専門学校に通う長女(20)がデザインしたガウンとトランクスを身に付けてリングに上がる。ミドル級で世界を目指す国内現役最年長チャンピオンが、地元大阪で存在感を示す!
「チャンスを掴む!」
 一方、タイトル初挑戦の能嶋は、1.7sアンダーの70.8sで計量を終えた。現在、6連勝中の能嶋は、A級2戦目でビッグチャンスを掴んだ。ウェルター級から2階級上げてアタックする。普段の体重は72sで「練習すると体重が落ちるので、最後まで食べながら調整した。減量はない」。

 「最初に話が来た時は少しビックリしたが、これも何かの縁。自分にとってチャンスだと覚悟を決めた」と言うと、「スピードとスタミナは自分の方が上。アグレッシブに攻めて、得意なボクシングで勝負する」と勝利を誓った。

会長にベルトをプレゼントする

 昨日(22日)は、薬師寺保栄会長の誕生日だった。「勝って会長にベルトをプレゼントする」。下克上を果たし、名古屋にベルトを持ち帰るつもりだ。
大阪堺市産業振興センターでゴング!

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