川崎真琴と丸木凌介の意地がぶつかる!

　日本スーパーウェルター級タイトルマッチの前日計量が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の川崎真琴(38=RK蒲田)と同級1位の丸木凌介(31=天熊丸木)が計量に臨んだ。

　試合は、明日(12日)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.90」のメインイベントとして行われる。

　初防衛戦を迎える川崎は、スーパーウェルター級リミットを200g下回る69.6�sでパスした。今年4月に国内男子最年長記録となる37歳11ヶ月で日本チャンピオンになった川崎は「いつも通りに仕上がった。初防衛にこだわらず、丸木選手に勝つことだけを考える」と自然体で臨むとした。

　「この階級だと、どのパンチも危ないので警戒している」。「集中力を切らさなければ問題なく勝てる。しっかりと自分の仕事をするだけ」。川崎の言葉から覚悟を感じた。

　一方、挑戦者の丸木は、リミットちょうどの69.8�sでクリアした。「相手が嫌がるボクシングをしてくる」と川崎の印象を語ると、「いろいろなジャブを使い分けて戦う」とジャブをキーポイントに挙げた。

　これが4度目の日本王座挑戦となる。「そうそう来るチャンスではないので、次こそはモノにする」。「名古屋から見に来るお客さんが帰り道に楽しい気分で帰れるよう必ず勝つ」と言葉に力を込めた。