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[試合後会見]2022.7.6

重岡銀次朗vs春口直也! KO決着!

 日本ミニマム級タイトルマッチ、王者の重岡銀次朗(22=ワタナベ)対同級1位の春口直也(33=橋口)が6日、熊本県立総合体育館で開催された「WATANABE PROMOTION」のセミファイナルで行われた。

 これが初防衛戦の重岡が、地元の期待に応えたのか? それとも2度目のタイトル挑戦の春口が、ベルトを鹿児島に持ち帰ったのかーー。
重岡銀次朗(ワタナベ)がV1を達成!
 重岡が、地元で圧巻の内容を見せた。初回からサウスポー重岡がプレスをかけて、ジャブから左ストレートをヒット。右ストレートを合わせる春口に対し、前後の動きから上下に打ち分けて、着実にダメージを与えた。勝負が決まったのは4回。左ボディストレートで動きを止めて攻勢をかけたところで、レフェリーが試合をストップした。
「怪我なく終わることができて良かった」
 国内に敵なしを証明した重岡は「試合前は、地元で変な試合ができないとプレッシャーがあったが、良い緊張感で臨めた。倒して勝つのが最低限の目標だったので良かった。終始、冷静に戦うことができた。熊本でランキング1位の選手相手に、このような勝ち方ができて自信につながった」と納得の表情を見せた。
次は世界戦か!?
 世界主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)すべてにランクされていて、年内での世界初挑戦に期待が高まる。重岡は「日本には相手がいない。あとは(世界の)チャンスが来てほしい」と世界戦を熱望すると「世界を獲って、引退するまで防衛し続けたい」と抱負を語った。次に熊本のリングに上がる時は、世界初挑戦か、それとも世界を獲った後の防衛戦か。重岡銀次朗の今後に注目だ!
「相手の圧力が強かった」
 一方、2度目のタイトル挑戦も悔しい結果となった春口は、初回に左ストレートを浴びて、右目が二重に見える状態だったことを明かした。春口は「相手は圧力が強くて、パンチが硬かった。左目下も次第に腫れてきて見えなくなった。右ストレートを合わせようと思ったが、距離が合わなくて…」と肩を落とした。
堤聖也(角海老宝石)
 この試合を観戦した、同じ熊本県出身で日本バンタム級王者の堤聖也(26=角海老宝石)は「(銀次朗は)重厚感のあるプレスで、貫録があるボクシングを見せていた。ミニマム級の試合を見ている感じがしなかった」と感想を語ると、「重岡兄弟とは、同じ時期にボクシングを始めて、いつも刺激をもらっている。2人とも必ず世界チャンピオンになると思う。自分も世界王者を目指して頑張りたい」と大いに刺激を受けたようだ。

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