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IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者レネ・マーク・クアルト(25=フィリピン)が2度目の防衛戦を敵地で決行。メキシコのヌエボ・レオン州モンテレイで7月1日(日本時間2日)、同級3位の指名挑戦者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)の挑戦を受けた。
バラダレスが初載冠
初回からスピードを感じさせる動きを見せるクアルトに対し、バラダレスは2回にスイッチを織り混ぜながら対抗。4回には、バラダレスが左眉をカット、次第にクリンチが多い展開となる。8回、クアルトが左フックでダウンを奪ったかに見えたが、レフェリーはスリップと判断した。終盤は、互いにバッティングで痛め合う展開。すると11回には、再三グローブのテープが剥がれるクアルトに対して、減点1が課された。最後まで噛み合わない試合展開のまま、終了のゴング。採点は割れたが、挑戦者のバラダレスに軍配が上がった。
2度目の挑戦で王座獲得に成功したバラダレスは、30戦26勝(15KO)3敗1分。初防衛に失敗したクアルトは、25戦20勝(11KO)3敗2分となった。
2度目の挑戦で王座獲得に成功したバラダレスは、30戦26勝(15KO)3敗1分。初防衛に失敗したクアルトは、25戦20勝(11KO)3敗2分となった。