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[スパーリング]2022.6.2

田中恒成と西田凌佑がガチスパー!

 元世界3階級制覇王者の田中恒成(26=畑中)とWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(25=六島)が2日、大阪市内のジムで4ラウンドのスパーリングを敢行した。

 6月29日(水)に後楽園ホールにて開催される「フェニックスバトル.89」で、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦する田中にとって、技巧派サウスポー西田とのスパーリングは良い予行練習になったようだ。

 電話取材に応じた両者に感想を聞いた。
「収穫があった」
 昨日と今日の2日間にわたり西田とのスパーリングを行った田中は、「最後まで集中してできた。昨日は課題が残ったが、今日はそこを上手く修正することができた」と話すと、「(西田選手は)強くて良い選手で、試合前に大阪に来て良かった」と、本番に向けての手応えを感じていた。

 「スパーリングはほどほどにやりながら、減量と並行しながら仕上げていく」。試合まで残り1ヶ月を切り、調整に抜かりはない。
「良い経験ができた」
 一方の西田は「ストレートが速くて見えなかった。昨日は結構、パンチをもらったので今日は同じパンチをもらわないように意識した」。「課題も見えたし、練習でしやってきたことを試すことができ、自信に繋がった」と感想を語ると、「ここまで強い選手とスパーリングしたのは初めてのこと。世界3階級制覇王者と拳を交えることができて、良い経験になった」とプラスになったようだ。

 六島ジムの武市晃輔チーフトレーナーは「良い緊張感の中で、内容の濃いスパーになったのではないか。特にこちらとしては世界3階級制覇王者と(スパーリングが)できて得るものが大きかった」と、こちらも収穫ありといった感じだった。

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