村田諒太vsゴロフキン!リングサイドA席は22万円!

　WBA(世界ボクシング協会)ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)とIBF(国際ボクシング連盟)同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)による王座統一戦の記者会見が3日、都内のホテルで行われた。

　ボクシング史に残る一戦は、4月9日(土)にさいたまスーパーアリーナで開催される。

　試合はアマゾン「PrimeVideo」でライブ配信されることも発表された。当初は、昨年12月29日(水)に行われる予定だったが、オミクロン株による外国人の新規入国を原則禁止とした政府の方針を受けて延期となっていた。「Prime Video presents Live Boxing」は、プライム会員であれば、Prime Video で追加料金なしで視聴可能。お見逃しなく!

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※ローソンチケット抽選受付開始3月4日(金)18:00から3月20日(日)23:59

　日本ボクシング史に名を刻むビッグイベントがついに実現する。村田は「昨年、記者会見をしたのが昔のような感覚。2年間試合をしていない中で、本当に実現するのか。いちボクシングファンとして自分の試合と一緒に吉野君(吉野修一郎=三迫)と伊藤君(伊藤雅雪=横浜光)、そして中谷君(中谷潤人=M・T)と山内君(山内涼太=角海老宝石)の試合がなくならなければいいなと思っていたので、試合が実現できることに感謝している。当日は、最高のパフォーマンスを見せる」としっかりとした口調で試合への決意を語った。

　あらためてゴロフキンの印象を聞かれた村田は「強さの象徴。リスペクトできる選手で見習っていかなければいけない最高の選手」と最大限の敬意を表すると、「ボクシングを通して得たかったもの。勝つ負けるではなく、立ち向かっていけることを再確認できる相手。試合を受けてくれたことに感謝している」と語った。

　会見後に囲み取材に応じた村田は「体の負担がすごい。これ以上延期になると(体が)持たなかった」と話すと、「逆に言うとしっかりと追い込めているということ。良い状態を作り込んでいる」と進化に手応えを感じていた。試合が3ヶ月延びたことでスパーリングの量をさらに増やした。「この期間で気づいたことがあった。自分は距離を詰めて彼(ゴロフキン)がどう対応するか。ファイトプランはここでは話せない」。

　浜田剛史帝拳ジム代表は「緊張感を切らさずにしっかりと練習を重ねて完璧に近い状態に仕上がった。村田は打ち合ったら強いが(ゴロフキンは)ワンパターンの攻撃で通用する選手ではない。しかし、いろいろな練習ができて対応力が上がった」と、仕上がりに太鼓判を押すと、「4月9日は、日本ボクシング史上最大で最高のイベントになる」と世界中が注目するビックイベントの成功を確信していた。

会見には出席できなかったゴロフキンからは、日本ファンに向けて「試合が決まって喜んでいます。この試合のためにご尽力いただいた日本の主催者に感謝申し上げます。村田諒太選手は素晴らしいチャンピオンです。日本、そして世界中のファンの皆さんは、エキサイティングな試合を見ることになるでしょう。リングに戻るのを楽しみにしています。そして、日本の皆さんに「Big Drama Show」(大きなドラマ)をお届けします。」と丁寧なメッセージが寄せられた。