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OPBF東洋太平洋スーパーライト級チャンピオンの内藤律樹(30=E&Jカシアス)が14日、後楽園ホールに麻生興一(35=三迫)を挑戦者に迎えて5度目の王座防衛戦に臨んだ。
スーパーライト級注目の一戦。
OPBF王者に元日本王者が挑戦したビッグマッチ。ガードを固めて前に出て接近戦を繰り返した麻生のプレッシャーに技巧派の内藤が根負けした試合。内藤のリターンには「速かったが、リターンにリターンが出せた。作戦通り」と椎野大輝トレーナーと繰り返し練習してきたことを明かした。椎野トレーナーは「入り際と打ち終わりを気をつけた」と内藤対策が出来たと新チャンピオンを労った。2人が口を揃えたのは三迫貴志会長への感謝の言葉。「試合を組んでくれた会長に感謝です」と選手として円熟期に入った麻生にとっては、ビッグチャンスは時間との戦いでもあった。
内藤律樹(E&Jカシアス)を攻略
この試合の技術面に関して「強いのを混ぜて行けた」と手数勝負の中、パンチに強弱をつけることができたことと練習してきた通りに、中に入った時にスイッチして左を出せたことを勝因に挙げた。
椎野大輝トレーナーも笑顔
7ラウンドの途中、レフェリーが試合を止めたかに見えた場面。麻生本人も椎野トレーナーもレフェリーストップと勘違いした。実際にはスタンディングダウンだったため、試合は続行。「集中力も切れかけた」と、麻生は心身ともに正念場だったことを明かした。
新チャンピオン麻生興一(三迫)
関係者への感謝の言葉が絶えなかったリング上での勝利者インタビュー。「家に帰ったら実感すると思う」とタイトルホールダー返り咲きを素直に喜んだ。