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後楽園ホールも激アツ!OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦が14日、ボクシングの聖地で開催。日本チャンピオンの坂晃典(29=仲里)とOPBF3位の木村吉光(25=志成)が新チャンピオンの座を懸けて対戦した。
試合は衝撃のTKO決着! 最初に左フックでダウンを奪ったシーンを木村は「感触がなかった。気がついたらひっくり返ってた。どこに当たったのかもわからない」と振り返った。試合を決めた右ストレートに関しても「自然に出た」と切り出すと「今やっ、と思っていった」とパンチをまとめに一気に勝負に出たと微笑んだ。会見に同席した野木丈司トレーナーは、無意識に出たというダウンシーンに関して「バランスも良かった。練習の成果が出た」と労った。
対戦した坂に関して「プレッシャーをかけてくることはわかっていたが、冷静に戦えた。ジャブはゆっくりからスピードを上げてくることは頭にあった」と対策してきたことを明かすと「2・3ラウンドでタイミングがわかって、スピードにも慣れてきた」と振り返った。
約2年半ぶりの勝利に「久しぶりすぎてアドレナリンが出過ぎた」と照れ笑いしたが、木村の体重は73.5kgになるほど、ボクシングから遠ざかっていた。三代大訓(ワタナベ)戦で敗れた後には引退も考えたこともあったというが、ダイエットのために体を動かし中で、同門の比嘉大吾にスパーリングで殴られて、やる気になったと、志成ジムの仲間に感謝すると、「チャレンジャー精神を忘れずに駆け上がっていきます」と会見を締めくくった。
OPBF新チャンピオンの木村と揃って会見の席についた大湾硫斗(23=志成)。その新チャンピオンが「こいつとスパーリングするのは嫌なんですよ」とパンチ力を絶賛。この日は、現役ポリスマンボクサーの杉田ダイスケ(33=ワタナベ)と対戦。アマチュア経験も豊富な実力者を相手に鋭い右ストレートでダウンを奪うと、左アッパーも打ち上げてTKO勝利を挙げた。
堂々たるリング上の戦いぶりとは違って、試合後は「ネガティブなので、早く終わりたいと思っていた。ビビっていたので、試合を止めてくれてよかった」とレフェリーストップに感謝した。
今後は日本ランカーとも対戦が予想されることに「決まったらやるしかない。勝ちにいく」と抱負を語った。