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アラブ首長国連邦・ドバイのコカ・コーラ・アリーナで11日(日本時間12日)、開催を予定していたWBO(世界ボクシング機構)バンタム級暫定王座決定戦は、WBO同級1位ポール・バトラー(33=英国)が、暫定戦を拒否したため中止となった。
代わりに行われたメインイベントでは、IBF世界フライ級王者サニー・エドワーズ(25=英)が、IBF同級3位ジェイソン・ママ(24=フィリピン)を相手に初防衛戦に臨んだ。
バトラーvsアグベコは中止
ジョンリエル・カシメロ(31=フィリピン)が体調不良で前日計量を失格し、王座剥奪が保留となる中で、開催される予定だったWBO世界バンタム級暫定王座決定戦。バトラーは元IBF世同級王者でWBO8位のジョセフ・アグベコ(41=ガーナ)と対戦が決まっていた。しかし、試合当日になりバトラーが暫定戦での出場を拒否し、正規王座決定戦を希望するも、WBOはこれを認めず暫定戦の中止が決まった。
カシメロは胃腸炎の医学的根拠を示す診断書を10日間以内に提出することをWBOに求められ、その診断結果によって王座の行方が決まる。
カシメロは胃腸炎の医学的根拠を示す診断書を10日間以内に提出することをWBOに求められ、その診断結果によって王座の行方が決まる。
エドワーズが判定でV1
初回、エドワーズはジャブから右に繋げると、ママも右をボディに放ち攻撃的なスタート。2回、右を飛び込みざまに打ち込むはエドワーズが右額を切り出血した。そして中盤に入ると、左フックを強振するママに対し、エドワーズはサウスポーにスイッチして足を使い捌きにかかった。エドワーズが完璧にペースを掴むと10回には右フックを引っ掛けママからダウンを奪う。試合は最後まで同じ展開が続き、エドワーズがサウスポーのまま自分の距離を保って終了のゴング。3-0(117-110、118-109×2)の判定でエドワーズが初防衛に成功した。
インタビューではWBC世界同級王者のフリオ・セサール・マルチネス・アギュラー(27=メキシコ)に、統一戦を訴えたエドワーズの戦績は17戦全勝(4KO)。強打を打ち込めなかったママは初黒星を喫し17戦16勝(9KO)1敗とした。