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寺地拳四朗の父でBMBジムの寺地永会長と辻口信良弁護士が8日、京都市内で共同会見を開いた。会見の席で寺地会長は、先月JBC(日本ボクシングコミッション)に提出していた「拳四朗の9度目の防衛が懸かったWBCの世界戦における矢吹正道(緑)による故意のバッティングの可能性」に関する質問状の返答があったことを報告した。これによると、試合のビデオで再確認をしたとするJBCは、拳四朗サイドから申し立てがあった9ラウンドに起こった拳四朗のカッティングに関して、「矢吹選手による反則、故意のバッティング、または有効打だったかを断定するには至らず。レフェリーの判断に特段の問題はなかった」という理由で、「矢吹の有効打によるもの」と判断したレフェリーと3人のジャッジら試合当日に現場にいた試合役員の判断を覆さなかった。
WBC世界ライトフライ級王者交代
「バッティングは繰り返し行われていた」とする寺地会長は不満を隠さず。「JBCの不誠実さを垣間見ることになった」と心境を明かした。その上で、矢吹と拳四朗の再戦を希望するとともに、「再戦する時には、バッティングに関して、管理をしっかりしてもらいたい」とJBCへの要望を口にした。
この日の会見に関して寺地会長は、JBCに直接の申し入れはしないとしつつも、「JBCには自発的に会見をしてもらいたい」との考えを述べた。また、拳四朗本人の会見が後日行われることを示唆した。進退に関して明言していない拳四朗の今後にも注目が集まっている。