佐々木尽が計量オーバー。変則タイトル戦に変更

　日本&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座決定戦の前日計量が18日、都内のホテルで行われたが、日本ユース・スーパーライト級王者の佐々木尽(20=八王子中屋)が65.3�sと1.8kgオーバー。契約体重の3%以内の超過のため、日本ボクシングコミッション(JBC)の体重超過に関する規定により、2時間の猶予が与えられたがスーパーライト級のリミット63.5kgまで落とすことができなかった。

　一方、IBF(国際ボクシング連盟)同級6位の平岡アンディ(25=大橋)は200gアンダーの63.3�sで難なくパスした。

　試合は、映像配信サービス「ひかりTV」(運営:NTTぷらら/アイキャスト)および映像配信サービス「dTVチャンネル」(運営:NTTドコモ)で第1試合開始(午後5時30分)から全試合を実況、解説付きで独占生中継される。

　変則タイトルマッチとして開催。

　JBCの規定では当日計量が義務づけられ、試合当日の17時に行われる再計量時に8%(68.4kg)以上超過した場合は試合は成立しない。

   明日のタイトルマッチは、平岡が勝った場合のみタイトル獲得となり、佐々木が勝った場合は、王座は空位とする変則タイトル戦として行われる。

     計量後にオンライン取材に応じた平岡は「これだけ注目されている試合で計量オーバーになるのは残念な気持ち。人間は誰でも失敗するもの。彼もまだ若いし、今後は(計量オーバーは)ないようにしてほしい。自分は練習してきたことを出すだけ。高いチケットを買ってくれた人たちのために頑張る」と落ち着いた表情で意気込んだ。