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[公開練習]2021.8.28

F・ロドリゲス「私にとってラストチャンス」

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級2位のフランシスコ・ロドリゲスJr(28=メキシコ)が28日、都内のジムでリモートによる公開練習を行った。

 ロドリゲスは、9月1日(水)に大田区総合体育館で王者の井岡一翔(32=志成)に挑む。約6年2ヶ月ぶりの世界戦に臨むロドリゲスは「パーフェクトな状態でいつでもリングに上がることができる。世界戦にたどり着くまで長かった。これがラストチャンスだと思っている。このチャンスを逃さない」とベルト奪取を誓った。
 試合は当日午後9時からTBS系列で全国生放送される。
ミニマム級で2冠王者に就いた
 8月16日に来日したロドリゲスは、「コントロールが難しかった」と4日間ホテルで隔離しその後はホテルとジムの往復で最終調整をしている。

 ミニマム級でIBF(国際ボクシング連盟)とWBOの2冠王者となったロドリゲスは、王座を返上すると、2015年7月にドニー・ニエテス(比)が保持していたWBO世界ライトフライ級王座に挑戦したが判定負け。再起戦も判定負けしたがその後15連勝で世界の舞台に戻ってきた。
「しっかりと準備してきた」
 この試合に向けて標高3500mの高地トレーニングを行ってきたというロドリゲスは「2ヶ月前から準備してきた。最高のコンディションだ」と笑顔を見せるなど仕上がりの良さを伺わせた。
「必ず勝つ!」
 井岡の印象を聞かれたロドリゲスは「尊敬するチャンピオンで、カウンターが上手いと言われているが、私からしたら普通。スピードも至って普通だと思う」と話すと、「この試合は難しい試合になる。自分から仕掛けていかなければいけない。どんな戦略かは言えないが、当日はサプライズを起こす」と勝利に自信を示した。

 会見後はシャドーボクシングとパンチングボール、サンドバッグ打ちで5分ほどで切り上げた。公開練習後には画面に向かってピースサインを出し陽気な一面を見せていた。

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