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[公開練習]2021.4.5

寺地拳四朗が圧勝宣言!

 WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の寺地拳四朗(29=BMB)が5日、都内のジムでリモートによる公開練習を行った。
 拳四朗は、24日(土)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催される「THE REAL FIGHT」で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)を迎えて8度目の防衛戦に臨む。
 約1年4ヶ月ぶりのリングに上がる拳四朗は「自分が起こしたことで多くの人に迷惑をかけたし、応援してくれる人を裏切ってしまった。次の試合は強い姿を見せる。ただ、勝つだけではなく圧勝。復活したところを見てほしい」と言葉に力を込めた。
進化した寺地拳四朗に注目
 会見に同席した加藤健太トレーナーによると、前戦を終えて体が浮いてしまうことが気になり、重心を落とすスタイルに取り掛かったがそれが影響して一度調子を落としたという。しかし、2月に入り「これまでは自分の言うことだけを聞いていたが、自ら質問してくるようになり、より深くボクシングの話をするようになった。今は調子が上がってきた」と手応えを感じている。 
 加藤氏は「重心を落とすと言っても、構えそのものを下げるのではない。重心をコントロールすることにより、ディフェンスから攻撃の切り替えや逆に攻撃から守りへの切り替えが継続性を持ってできるようになった。見た目にはわかりにくいと思うが、対峙した選手は(変化を)感じると思う」と語った。
軽めのメニューで終えた
 会見後に行われたミット打ちでは、スタンスを広くして前後のステップを刻みながらテンポよくパンチを繰り出し好調をアピールした。シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンドこなしメニューを消化した。
「ベルトの価値を高めていく」
 拳四朗は「相手どうこうは考えていない。自分のスタイルを極める」とキッパリと言い切った。次戦を勝てば、日本記録の13回連続防衛の更新を目指しつつ「ベルトの価値を上げていきたい。相手は誰でもいい」とライトフライ級の他団体王者との統一戦を目指していく。

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