5月5日! 亀田和毅の復帰戦が決定!

　3150ファイトクラブは29日、大阪市内のジムで記者会見を開き、5月5日(水・祝)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場、時間未定)で真正ジムとの共同開催で興行を行うことを発表した。
　メインイベントでは、元世界2階級制覇王者の亀田和毅(29=3150ファイトクラブ)が、56.5kg契約8回戦で三宅寛典(32=ビッグアーム)を相手に約1年10ヶ月ぶりの復帰戦を行う。
　この日、和毅は会見に出席せず、亀田興毅会長とプロモーターを務める真正ジム山下正人会長が記者会見に臨んだ。

　会見の冒頭、山下会長は「私と興毅会長がそれぞれ和毅選手の相手を探したが、なかなか見つからない中、三宅選手だけが大物食いに名乗りを上げてくれた」と試合決定の経緯を説明した。
　当日は、全7試合が行われる予定で「ここからがスタート。(亀田選手は)知名度が抜群。西日本ボクシングを盛り上げるために協力していきたい」と全力でバックアップする。

　亀田が大阪のリングに上がるのは、2013年12月にWBO世界バンタム級王座初防戦を行って以来、約7年5ヶ月ぶりとなる。
　興毅会長は「相手は強い気持ちで向かってくるので和毅にとってはやりにくいはず。タフな選手だが、強い勝ち方を見せてほしい。大阪のファンに戦う姿を見てほしい」と期待を寄せた。
　続けて「まだ詳しく話せないが」と前置きした上で「当日はいろいろと仕掛けていきたい。ライブ配信もできれば」と新しい風を吹き込む。

　対戦相手の三宅は昨年8月に後楽園ホールで松本圭佑(大橋)と対戦。4回TKO負けを喫したが、初回にダウンを奪い見せ場を作った。世界ランクを奪うべく広島から乗り込む。

　試合が行われる5月5日は子供の日だ。和毅は昨年5月に長男の望有(のあ)君が誕生。1歳の誕生日を勝利で祝うつもりだ。
　興毅会長は「勝って息子をリングに上げるのではないか」と語った。

　セミファイナルでは、WBA(世界ボクシング協会)フェザー級2位の大沢宏晋(35=オール)が58.0kg契約8回戦で元日本ランカーの高須賀千春(35=フォーラムスポーツ)と対戦する。2度目の世界戦までカウントダウンに入った大沢は、元プロボクサーの小島宏樹氏とコンビを結成し、強さに磨きをかけている。
　電話取材に応じた大沢は「スピードと破壊力が戻ってきて非常に調子が良い。当日は、自信を持ってリングに上がる。前回は不甲斐ない試合をしてしまったので、『大沢はまだイケる』ということを証明する。圧倒的に勝ちます!」と意気込みを口にした。