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[電話取材]2021.1.16

久我勇作「勝ってジムに良い流れを作る」

 日本スーパーバンタム級王者の久我勇作(30=ワタナベ)は、22日に後楽園ホールで開催される「DANGAN238」のメインイベントで同級1位の古橋岳也(33=川崎新田)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。
 2019年大晦日にWBOアジアパシフィック同級王座に挑んだ久我だったが、ジュンリエル・ラモナル(31=比)の強打を浴びてまさかの初回KO負けを喫した。再起戦で指名挑戦者を迎え撃つ久我だが、この1年で大きく成長したと自信を示した。
2019年大晦日以来の試合
 約1年1ヶ月ぶりのリングに「試合ができることはうれしいし、トレーニングの成果を見せたいが、このような状況の中で試合会場へ来てもらうのは申し訳ない気持ちもある」と複雑な心境を明かした。
 悪夢の大晦日から1年が経った。「試合に勝って次に進みたいが、なかなか決まらなくてモヤモヤした気持ちが続いていた」と話したが、「ジムで練習ができなかったり、対人練習ができない時でも、ひとりで考えながらトレーニングをしたりとプラスになった面が大きい」と、この1年は決して無駄ではなかったようだ。
後輩の三代大訓に刺激を受けている
 「後輩だが一緒に練習している中で、話を聞いたりと参考になっていることが多い」と同門でOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(26)の試合(昨年12月26日)を現地で観戦した。
 「(三代は)まだプロ11戦だが、30〜40戦のキャリアを重ねたような試合をしていた」と刺激を受けたと言うと、「ワタナベジムとして2021年最初のタイトルマッチなので良い流れを作りたい」と意気込む。
復活する!
 「ラモナル戦は倒すことしか考えていなかったが、次戦では田村さん(田村亮一=JB SPORTS)と試合した時のようにフルラウンド戦うことも頭に入れて、あらゆることを想定しながら戦う」と復活を誓った。

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