ストロング小林佑樹が比嘉大吾と激突!

　六島ボクシングジムは4日、大阪市内のジムで会見を開きWBOアジアパシフィック・バンタム級王者のストロング小林佑樹(29=六島)の次戦を発表した。
　小林は大晦日に東京・大田区総合体育館で元WBC世界フライ級王者でWBA世界バンタム級10位の比嘉大吾(25=AmbitionGYM)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。
　試合は、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ王者の井岡一翔(31=Ambition GYM)対田中恒成(25=畑中)のアンダーカードとして行われる。
　新型コロナの影響もあり、今年は日本人同士によるビッグマッチが数多く組まれてきたが、大晦日にサプライズカードが用意された!
　東京のリングに初めて上がる小林はビッグネーム撃破に闘志を燃やした。

　小林はビッグマッチに胸を躍らせた。「やっぱりモチベーションが上がるし、試合が決まって嬉しい。東京でも知名度を上げたいのでかなり燃えている」。比嘉の試合を見た小林は「フライ級から上げてきたとはいえ体も大きいし、パワーがある。KO率が高いだけあってパンチが強い」と印象を語ると、「相手は元世界チャンピオン。挑戦する気持ちでリングに上がる」と意気込んだ。

　西の策士・武市晃輔チーフトレーナーは「相手はビッグネームでメリットが大きい。現時点で通用するのか、そうでないのか。ここで1回勝負をかけたい」と言うと、「比嘉選手はバンタム級に上げてから、まだそこまで良いパフォーマンスは出せていないが、次は絶対に仕上げてくると思う」と警戒する。
　その上で「(フライ級時代の)一番強かった時の映像を見ている。次戦はこの動きをしてくると想定している。タイプ的にガッチリと噛み合うと思う。もちろん勝てるパターンはあるので上手くハメ込んでいく。比嘉選手に勝てば実力を認められるし、その先に世界に挑んでも文句はないと思う」と元世界王者撃破に自信を示した。

　会見には日本スーパーフライ級10位の古谷昭男(22)も出席した。古谷は、12月27日(日)に大阪・枚方市総合体育館で開催される「CRASH BOXING.21」のセミファイナル53.0kg契約8回戦でIBF世界スーパーフライ級9位の奥本貴之(29=グリーンツダ)と対戦する。世界ランカーに挑む古谷は「負けると思われているので、ここを勝って世界ランキングを奪う」と下克上宣言した。