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[海外ニュース試合結果]2020.11.1

衝撃のデイビスvsサンタクルス

 米国・テキサス州サンアントニオのアラモドームで31日(日本時間30日)に、WBA(世界ボクシング協会)ライト級正規王座&WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座タイトルマッチが開催。ライト級正規王者ジャーボンタ・デイビス(25=米)と、スーパーフェザー級スーパー王者レオ・サンタ・クルス(32=メキシコ)がメインイベントで変則世界戦として激突した。

 セミ格としてWBA世界スーパーバンタム級ライト級正規タイトルマッチ、王者マリオ・バリオス(25=米)が、同級9位ライアン・カール(28=米)を相手に初防衛戦に臨んだ。

デイビスがアッパー1発でKO勝利

 ドッシリと構えたデイビスがジリジリとにじり寄り初回がスタート。2分過ぎにサンタクルスが反撃のワンツーで前に出ると、足が掛かったデイビスが倒れたが、確認していたレフェリーはスリップを宣告。続く2回からサンタクルスがガードを固めてパンチをまとめれば、デイビスも重厚なフックで返していくなど、序盤は互いに譲らぬ展開をみせる。しかし6回、デイビスのローブローでサンタクルスに休憩が充てられた後、衝撃の結末が待っていた。コーナーを背にしたサンタクルスに、デイビスのボディと見せかけた左アッパーがサンタクルスの顎に炸裂。失神したままコーナーマットに頭を打ってキャンバスに沈んだ。即時ストップでデイビスの6回2分40秒KO勝利となった。

 リングサイドで見守っていたサポートを受けるフロイド・メイウェザー氏と喜びを分かち合ったデイビスは、スーパーフェザー級、ライト級の王座を獲得。戦績は24戦全勝23KOとした。しばらくキャンバスで倒れたままだったが、数分後に立ち上がったサンタクルスは初のKO負けとなり、戦績を40戦37勝(19KO)2敗1分とした。

バリオスがKOで初防衛

 サンアントニオ出身のバリオスが地元の声援を受け開始した初回はジャブの刺し合いとなった。続く2回には接近戦に持ち込むカールに対し、バリオスは冷静に見極めカウンターを打ち込んだ。4回にはバリオスが逆にプレシャーをかけボディを決め、試合の流れをグッと手繰り寄せる。すると迎えた6回、20秒ほどが経過したところでバリオスが右ストレートでダウンを奪った。再開後にバッティングによりカールが額をカットしてドクターチェックが入る。続行後にバリオスの連打を受けてカールは2度目のダウンとなったところでレフェリーがストップ。バリオスの6回2分23秒勝利となった。

 初防衛に成功したバリオスの戦績は26戦全勝(17KO)。敗れたカールは20戦17勝(11KO)3敗とした。


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