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『蝶のように舞ったが、蜂のように刺さなかった』。WBC(世界ボクシング評議会)が日本時間の19日、テオフィモ・ロペス(23=米国)による『Take Over(=下克上)』が起きたワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)との主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)ライト級世界王座統一戦を振り返った。
手数でポイントを稼いだロペス
スロースターターのロマチェンコの動きを見越してロペスは序盤からパンチを繰り出すことで、手数でポイントを稼いだ。6ラウンドまでのロマはジャブを出す程度に過ぎなかったが、この点に関してWBCは、手数は極端に少ないながらもロマの放ったパンチがロペスを的確に捉えていたことを認めている。「数少ない有効打によって、7ラウンドにはロペスの左目が腫れてきた」と記したが、「ロマの攻撃に連続性はなく、単発に終わった」として、攻撃面でロマは消極的だったことに不満を残した。一方、ロペスは攻撃の手を緩めず、「特に右のパンチとボディ打ちはアグレッシブさが増した」としている。
攻撃が淡白だったロマチェンコ
終盤の攻防に関して、ロマが9ラウンドにスナップを効かせたジャブと左フックを放ったと、評価しているが、距離を詰めたのは10ラウンドだけとし、11ラウンドにようやく打ち合いに応じたが、それも30秒で終わったとしている。
再戦はあるのか?
今回の採点結果に関してWBCは、ロマの消極的で淡白な攻めに対して、アグレッシブな攻めを見せたロペスがジャッジの支持を集めたとの見解を示した。
テオフィモ・ロペス(23=米国)時代到来
採点表