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[前日計量]2020.10.12

阿部麗也が無敗の日本ランカーと激突!

 IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級10位の阿部麗也(27=KG大和)と日本同級7位の佐々木蓮(25=ワタナベ)が12日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量とPCR検査に臨んだ。
 試合は、明日の13日に後楽園ホールで開催される「A-SIGN BOXING&大和魂」メインイベント57.5kg契約8回戦で行われ、「A-SIGN BOXING」公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。
 計量後に電話取材に応じた阿部は「勝つのは当たり前で、圧倒して相手に負けることを教えてやろうかなと思う」といつものように強気にコメントした。
再起戦の阿部麗也(KG大和)
 リミットちょうどの57.5kgを測定した阿部は、ホテルで妻・幸子さん特製のチーズリゾットとフルーツを口にしてリカバリーした。試合までホテルの部屋から出れないなど、行動を制限されるが「悪い気はしない。なんだか遠足気分です」と前向きだ。
 昨年は、連続で日本タイトル戦に挑んだが、引き分けと判定負けでベルトを獲得することができず今回が再起戦となる。
KG大和ジムからは4選手が出場
 タイトルマッチで結果を残せず、環境を変えようと昨年12月にフィリピン合宿を行った阿部は、現地でフィジカルトレーニングの重要さを体感。帰国後、今年1月からパーソナルトレーナーをつけてフィジカルトレーニングを始めた。「体の芯がブレなくなりパンチが強くなった」と効果を実感し、さらに攻撃的なスタイルも取り入れて進化を遂げている。
 阿部は「身長が高くて懐があるので良い相手だと思う。ジャブの差し合いでどう戦うかを考える。ただ、明日は倒すでしょう」とKO決着を約束した。
最初から圧倒する
 一方、2017年全日本フェザー級新人王の佐々木は、10戦全勝(6KO)で世界ランカーと拳を交える。200gアンダーの57.3kgで秤を降りた佐々木は「今までで一番減量が上手くいった」と万全のコンディションを強調。「良いタイミングで、強い阿部選手と決まったのでうれしい」と決戦を待ち切れないようだった。
 佐々木は「テクニックがある。距離が近いんだけど向かい合ったら遠く感じるのではないか」と阿部の印象を語ったが、「体感したわけではないのでわからないが、スピードもパワーも自分の方が上。アグレッシブに攻めて最初から圧倒する」と自信を示した。

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