試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
ドイツ・ザクセン・アンハルト州のGETECアリーナで10日(日本時間11日)、WBA(世界ボクシング協会)ライトヘビー級暫定タイトルマッチが開催された。王者ドミニク・ボーゼル(30=ドイツ)がWBA同級12位ロビン・クラスニキ(33=ドイツ)を相手に、暫定王座の初防衛戦に臨んだ。
クラスニキがKOで暫定王座を獲得
プレッシャーをよりかけたのは挑戦者クラスニキ。王者ボーゼルは左を伸ばしながら距離を取り、初回は静かな立ち上がりとなった。2回にはクラスニキが身体ごと投げ出すように右を振るうと浅くヒット。ボーゼルも前に出てワンツーで対抗した。そして迎えた3回、残り1分が過ぎたところでクラスニキが突っ込むような右フックをねじ込みダウンを奪った。しかし、背後にいたレフェリーはスリップの誤審をしてしまう。再開後に再びクラスニキが渾身の右フックを直撃させると、背中から大きく倒れたボーゼルを見てレフェリーはカウント途中で試合をストップ。クラスニキが3回2分25秒KO勝利で世界初載冠となった。
デビュー戦を敗退した後、3戦1勝2敗というキャリアのスタートとなったクラスニキだが、3度目の世界挑戦で初の暫定王座獲得となった。クラスニキの戦績は57戦51勝(19KO)6敗、王座を陥落したボーゼルは32戦30勝(12KO)2敗とした。