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[インタビュー]2020.9.10

WOWOWが井上尚弥戦を独占生放送!

WOWOWが井上尚弥戦を独占生放送!

井上尚弥がラスベガスデビュー!

 バンタム級の WBA スーパー王座と IBF 王座に君臨する「モンスター」井上尚弥(27=大橋)が日本時間の 11 月 1 日(日)、アメリカのネバダ州ラスベガスでジェイソン・マロニー(29=オーストラリア)の挑戦を受ける一戦をWOWOW で生中継することが決定した。井上にとって WBA 王座は 4 度目、IBF 王座は2 度目の防衛戦となる。マロニーは WBO 同級 1 位、WBA3 位、WBC5 位、IBF4 位にランクされている。当初、井上は 4 月 25 日に WBO 王者のジョンリエル・カ シメロ(31=フィリピン)と 3 団体の王座統一戦を行う予定だったがコロナ禍のため延期になり、互いに相手を変えて防 衛戦に臨むことになった。19 戦全勝(16KO)の井上に対しマロニーも 22 戦 21 勝(18KO)1 敗と極めて高い KO 率を残 しており、KO 決着が確実視されるカードといえる。

 強敵との対戦決定を受け、井上はWOWOWの独占インタビューで「相手は技術もありタフでスタミナがある。パンチ もないわけではないし、面倒くさいタイプ」とマロニーを分析。そのうえで「ラスベガスで戦うからには倒したい。テーマと しては“倒しきる”ということに尽きる。そのためには自分が 120 パーセントに仕上げること。そうすれば問題ない」と自 信と意気込みを口にしている。


試合ができることの喜び

■初のラスベガスは無観客試合

――4 月に予定された試合が延期になり、対戦相手がカシメロからマロニーに変わりました。3 団体の王座統一戦ではなくなりましたが、モチベーションに変化はありませんか。 

井上「別にベルトに強い興味や執着があるわけではないし、変更も理由(コロナ禍)が理由なので仕方ないと思ってい ます。マロニーも実力のある選手だし、まずは試合ができることに喜びを感じています」

――4 団体の王座統一という夢は先送りになりますね。

井上「こういう状況なので、4 団体統一という興味は自分のなかでは少し薄らいだ気がします。いまはいかに自分の満 足いく相手と戦うかということに興味を感じます」

――昨年 11 月 7 日のノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)戦以来、約 1 年ぶりの試合ということになります。この間、モ チベーションを保つのが難しかったのでは?

井上「4 月の試合が延期になってからずっと試合モードで来ているので、モチベーションが落ちるということはないです。 いつ試合が決まってもいいように体は動かしてきたので。(体調面に関しては)常に7~8 割をキープしていけば試合 ができる体はできるので問題はありません。あとは精神的な部分をいかにキープできるか。たしかに 1 年ぶりの試合 になりますが、(スーパー・フライ級王座を獲得した)オマール・ナルバエス(アルゼンチン)戦のあとの(負傷による)1 年のブランクとは気持ちの面で全然違います。ドネア戦でケガをしたので 4 月の試合だと不安はあったけれど、延期 になったことでその不安はなくなりました」

――「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」優勝で世界的な評価が上がったという実感はありますか。 

井上「優勝したことに対する評価は感じるけれど、(WBSS 決勝の)ドネア戦が必ずしも求めていたような内容と結果で はなかったので、そういう意味ではファンの期待を裏切ったのかなと自分では思っています。でも、ああいう状況(右目 上に裂傷、出血、眼窩底骨折)で 12 ラウンドを戦いきって勝てたので自信にもなりました」

チャレンジャーはKO率81%超

――今回はボクシングの聖地ともいわれるラスベガスでの試合です。 井上「ラスベガスでやるからには期待されているということなので、KO しなければと感じます」

――今回の試合をとおして何を見せてくれるのでしょうか。 

井上「(見てくれる方たちに)元気や活力を届けられたらと思っています。前回は判定だったけれど、相手がドネアだっ たから満足してもらえたところがあると思うんです。でも、今度は判定までいったらまずいと思っているので、しっかり KO したいなと思っています」

――初めてのラスベガスで初めての無観客試合。初めてのことが多いですね。

井上「前回のドネア戦が 2 万人のお客が入って、今度は無観客。すべての条件が初めてですから、気を引き締めてい きます」

――不安な点もありますか。 

井上「肉体的なものは気にしていないですが、精神的なことに関してはどうかなと思っています。ラスベガスに着いて から 2 週間の隔離があるので、そこだけです」

※井上に挑むジェイソン・マロニーは 1991 年 1 月 10 日、オーストラリアのビクトリア州ミッチャム出身の 29 歳で、双子の弟アンドリューは今年 6 月まで WBA 世界スーパー・フライ級王座に君臨していた。そのアンドリューは井上と同じ 「モンスター」を名乗っており、そんな点にも奇妙な縁が感じられる。マロニーはアマチュアで約 80 戦こなしたあと 2014 年 8 月にプロデビュー。6 年間で 21 の勝利を収めてきた。細かく立ち位置を変えながらスピードのあるワンツー主体 で攻める連打型の選手で、最近は 4 連続 KO 勝ちと勢いがある。唯一の敗北は 2 年前、井上が優勝した階級最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」 の初戦(準々決勝)で当時の IBF 王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に惜敗したもの。この試合はアメリカのフ ロリダ州オーランドで行われたが、勝者と対戦することになっていた井上はリングサイドで生観戦した。

WBSS決勝ドネア戦!歴史的ビッグマッチ!

■「面倒くさいタイプだが KO しなければ意味がない」

――ロドリゲス戦の前にマロニーとはロシアで行われた WBSS の発表会で会っているんですね。 井上「そのときはマロニーのことは何も知らなかったんです。一緒に写真を撮ってくれというので撮り、それを彼がツイ ッターに載せていましたね」

――どんな印象でしたか。 

井上「普通に優しそうな人でした。自分と撮った写真とドネアと撮った写真を載せていて、見たらドネアと身長がほぼ同 じように感じました。でも試合(ロドリゲス戦)では前かがみの姿勢だったので、あまり大きくは感じませんでした」

――マロニーは「井上は過大評価されている。何も恐れるものはない。俺が化けの皮を剥がしてみせる」と強気です。 

井上「過去に戦った選手はだいたい同じことを言っていますよね(笑)。そのコメントを言うにふさわしいものを彼が持っ ているかというと、そこまでではないんじゃないかと思っています」

――では、マロニーに関して気をつけるべき点は? 

井上「正直いって気をつけなくてはいけないという思いはありません。カシメロには一発で倒すパンチがあるので怖さ はありますが、マロニーにはそれは感じません。その分、やりにくいのではと思っています。パンチもなくはないし、技 術も高く、タフで 12 ラウンド戦うスタミナもある。いちばん面倒くさいタイプですね。勝ちに徹すれば判定勝ちは難しくな いけれど、内容を求めて倒すことを考えれば少し時間がかかるかも。ラスベガスでやるから塩試合(拙戦)はダメです からね。KO しなければ意味がないと考えるので、テーマとすれば“倒しきる”ということに尽きます」

――警戒はしていますよね。

井上「警戒というか......要は自分の問題なんです。自分が 120 パーセントに仕上げれば問題ないので、それを目指し て調整します」

―― +20(パーセント)は何なんでしょうか。

井上「100 パーセントは自分が仕上げる分で、あとの 20 パーセントは運です。ボクシングには運も必要なので。その運 を掴めるように努力するということです」

井上尚弥vsロドリゲス戦

――KO 決着を前提とすると前半、中盤、後半、どのあたりをイメージしていますか。 

井上「マロニーの戦闘スタイルを考えると、後半まで行ったら逃げ切られる可能性があるので、倒すなら前半か中盤でしょうね」

――カギになりそうなパンチは? 

井上「いま探しているところです。マロニーはディフェンスもいいので、パンチを出すときの癖やパンチの戻し方なども 含めて映像を見てチェックしています。そうしたことは普段はリングに上がってから考えるのですが、今回の場合はリ ングに上がってからでは遅いかなと思って...。だから前もって癖などをチェックしています。今回がこれまでで一番相 手のことを研究しています。倒すための突破口を自分から掴みにいかなくちゃいけないので」

――ここまで(9 月上旬)、調整は順調ですね。 

井上「はい、順調です。まったく体調を崩すことなくきています」

――試合に向けた意気込みを。

井上「1 年ぶりのリングなので、見てくれた人たちが『(自分も)頑張ろう』と思ってくれると嬉しいです」

井上尚弥陣営!

 WOWOWでは、「井上尚弥対ジェイソン・マロニー」を 11 月 1 日(日)午前 10 時 30 分から WOWOW プライムで生中継する。また、世界が注目する一戦に先駆けて、9 月 13 日(日)午前 11 時から「「井上尚弥」聖地ラスベガスへ!ボク シング怒涛のビッグマッチ SP!」と題し、軽井沢キャンプや独占インタビューなど井上の最新情報に加え、対戦相手 のマロニーも詳しく紹介する。同番組では 11 月 29 日にアメリカのカリフォルニア州カーソンで行われるスペシャル・イ ベント、マイク・タイソン(アメリカ)対ロイ・ジョーンズ(アメリカ)の元世界ヘビー級王者同士によるレジェンド対決に関し ても展望。
 さらに、3 階級制覇の天才ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)対テオフィモ・ロペス(アメリカ)のライト級 4 団体王座統一 戦に関する情報なども紹介する予定だ。

 

★『生中継!エキサイトマッチスペシャル

WBA・IBF 世界バンタム級タイトルマッチ 井上尚弥 vs ジェイソン・マロニー』

【放送日】11 月 1 日(日)午前 10 時 30 分[WOWOWプライム]

 

★『「井上尚弥」聖地ラスベガスへ!ボクシング怒涛のビッグマッチ SP!』 【放送日】9 月 13 日(日)午前 11:00~ [WOWOWプライム]

11 月に予定されるマイク・タイソン vs ロイ・ジョーンズのドリームマッチ、井上尚弥の次戦のみどころを中心 に 9 月以降のビッグマッチについて余すところなくお届けする。

・解説:ジョー小泉、長谷川穂積

★『生中継!エキサイトマッチスペシャル

4 団体統一世界ライト級タイトルマッチ ワシル・ロマチェンコ vs テオフィモ・ロペス』

【放送日】10 月 18 日(日)午前 11:00~ [WOWOWライブ] ・解説:ジョー小泉、西岡利晃

 ★『生中継!エキサイトマッチ SP「マイク・タイソン vs ロイ・ジョーンズ」』 【放送日】11 月 29 日(日)午後 0:00~[WOWOW プライム]

※イベント延期に伴い上記日時へ変更となりました。

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