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[試合後談話]2020.7.16

勝った清水聡にビッグニュース!

 後楽園ホールで無観客試合として開催された16日のOPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチの後、オンライン会見が開かれた。会見にはタイトル防衛に成功した清水聡(34=大橋)に大橋秀行会長と松本好二トレーナーが同席した。
 淡々とした表情の清水は「ジャブが当たるのがわかったので、リスクの少ないジャブでポイントを稼いでダメージを与えた」と初回に2度ダウンを奪ってからの試合の組み立てを振り返った。今の課題に話が及ぶと「体のバランス」を第一に挙げた。すべてのパンチにカウンターを合わすのを信条とする清水は、スパーリングなど対人練習が制限されたことの影響が試合に出たことを明かした。加えて練習に限らず、コロナ感染防止のために人と合わない生活を余儀なくされたことに「心のストレスが増えた」と語った。

 次戦に関して大橋会長からビッグニュースが飛び出した。WBOアジアパシフィック同級王者の森武蔵(20=薬師寺)が清水との対戦に名乗りを挙げているとのことで、大橋会長も実現に向けて積極的に動くことを宣言した。
OPBFフェザー級王者 清水聡(大橋)
 新型コロナ感染防止のため、試合後の試合後談話は録音形式で、報道関係者に伝えられたこの試合の挑戦者の殿本恭平(25=勝輝)は 「無観客試合だったが、気にならなかった。試合ができるだけでよかった。僕が弱くて相手が強かった。初回のダウンはタイミングよくもらっただけで効いてはいなかった。パンチは効いていなかったが、まとめられて印象が悪かった」とハキハキと答えると「パンチの振りが大きすぎたのでもっと細かくしつこく攻めたかった。今回の試合は良いところが出なかったので、まだまだこれから頑張ります」としっかりとした口調でレベルアップすることを誓った。
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