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[海外試合結果]2020.6.28

ベルチェルト登場のメキシコシティ興行

 「Volvemos con Punch」と題して27日(日本時間28日)、メキシコの首都メキシコシティで開催された再開興行。メインイベントにWBC(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(28=メキシコ)が、エレアサル・バレンスエラ(25=メキシコ)を相手にライト超級10回戦に臨んだ。
ベルチェルトが貫禄の6回TKO勝利
 キャリア最重量となるライト級リミットを前日計量で記録したベルチェルトが、初回から火を吹いた。左フックをトリプルで上下また上と打ち分けダウンを奪う。その後もボディや右ストレートと好打していくベルチェルトに、タフネスをみせるバレンスエラ。しかし6回、右を決めて連打に持ち込んだベルチェルトが、ロープ際まで追い込みレフェリーがストップ。ベルチェルトの6回1分13秒TKO勝利となった。
 試合後ベルチェルトは、「メキシコシティの高地で試合ができたことはいい経験になった。ライト級は、相手もタフで息も上がってきていたが、チャンピオンの意地を見せて勝つことができてよかった。オスカー バルデスと試合をするのを楽しみにしている。」とコメントしている。
 ベルチェルトの戦績は39戦38勝(34KO)1敗。敗れたバレンスエラは40戦21勝(16KO)14敗4分1無効試合とした。
ホープのアギラルが初回TKO勝利
 セミ格ではプロモーターのサンフェル ・プロモーションズ一押しのホープ、WBC世界スーパーライト級ユース・シルバー王者オマール・アギラル(21=メキシコ)が、元世界1位のダンテ・ハルドン(32=メキシコ)に初回TKO勝利を見せた。13年12月に来日して三浦隆司(帝拳→引退)に9回TKO負けとなったハルドンが階級を上げてホープに挑むも、開始早々からアギラルの右ストレートを浴びて後退。連打になす術なくフェレリーストップで、アギラルが初回55秒TKO勝利となった。
 今後の飛躍が期待されるアギラルの戦績は18戦全勝(17KO)、力を発揮できなかったハルドンは39戦32勝(23KO)7敗となった。

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