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日本ライトフライ級1位の矢吹正道(緑)が15日、刈谷市内の刈谷あいおいホールで開催された「GREEN Dream 10」のセミファイナルで同級2位で日本ユース・ライトフライ級王者の芝力人(RK蒲田)と来年の日本王座挑戦権をかけて拳を合わせた。
矢吹が完勝で挑戦権を獲得
静かな立ち上がりを見せた両者だが、パンチ力の差を見せつけた矢吹が完勝。立ち上がりジャブでけん制しあった両者だが2ラウンド、矢吹の左フックが決まり芝がダウン。立ち上がった芝だが、さらにラウンド終了間際に右をもらいダウン、ここはかろうじて立ち上がりゴングに救われた。すると4ラウンド、矢吹の右でダウンした芝は、終盤左ボディをもろにもらい苦悶の表情でリングに沈んだ。芝の様子を見てレフェリーが試合を止め、矢吹がTKOで王者への挑戦権を手にした。
「次は打ち合う」と語った矢吹正道
控室で矢吹は「トリッキーな動きをしていたのは遠い距離でしたし、特に気にならなかったですが、右は怖かったので、しっかり距離を取りました」と試合を振り返った。「王者の高橋選手は打ち合ってくると聞いているので、自分も打ち合って勝ちたいと思います」と笑顔で拳を握った。
試合後、日本チャンピオン高橋悠斗がリングへ
試合後、観戦していた王者の高橋悠斗(K&Wジム)は、マイクを向けられると「矢吹選手強いですね、すごいパンチでした」と感想を語ると「僕も打ち合うボクシングなので、試合が本当に楽しみになりました。今日はおめでとうございます」と対戦を心待ちにした。