試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
日本スーパーフライ級王者の奥本貴之(28=グリーンツダ)が8日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CRASH BOXING.19」のメインイベントで、元日本同級王者で同11位の中川健太(34=三迫)を迎え、4度目の防衛戦に臨んだ。
中川が主導権を握り続けた
次なるステージを目指す奥本と、王座返り咲きを狙う中川のサウスポー同士の一戦は、独特のリズムで飛び込み左ストレートを当てた挑戦者が5回までの途中採点でリード。6回に入ると中川の左オーバーハンドからの右ボディが連続で決まるが、奥本もプレスを強め、中川をロープに詰めてはジャブから左右フックで挽回を図った。しかし、決定打は生まれず、終始足を使った中川がテクニカルなボクシングでポイントを重ね、最大7ポイント差で判定勝ち。敵地で王座返り咲きを果たした。
感謝の言葉を並べた中川
約2年9ヶ月ぶりにベルトを巻いた中川は、「気持ちが強いとは聞いていたが、本当に強い選手だと感じた。公開採点でリードする展開はあるとは思っていたので、追われても弱気にならないように、強い気持ちで試合ができた」と試合を振り返り、「三迫ジムに来て覚える事が本当に多くて、一人一人のレベルが凄く高かった。ジムの皆のおかげで、ここまでこれた。三迫ジムの歴代チャンピオンになることが目標だったので本当に嬉しい」と喜んだ。
次は初防衛戦!
次は前回果たせなかった初防衛戦が目標となる中川は、「自分がどれだけ良い環境で練習ができているか忘れずに、次は初防衛を成功させたい」と展望を語った。
三迫ジムからまた一人王者が誕生
会見に同席した三迫貴志会長も、「移籍する前から強い選手だなと思っていたが、ジムに来て更に強くなると感じた。ベテランだが、良く吸収した事が結果に繋がったと思う」と称え、「これからがスタート」と期待した。
相手が強かった
一方、敗れた奥本は「相手がうまかった。メッチャやりにくいかったです。苦手を克服できませんでした」と唇を噛んだ。